KOSEIのブログ

自分の可能性をどこまでも

中国の秘密結社

 じつは僕の本業は中国との貿易です。日本だけではなく日本、アメリカ、ヨーロッパ等々との、二国間の貿易をまとめる商社機能を持った会社をやっているのですが、以前は中国大陸にも会社を持っていました。経営状態?まあそこそこ、でしたが、中国は日本とはまったく違う文化土壌なんです。だからはじめて中国へ行った人はほとんど驚くか面白がるか。また食べ物でも随分違うので、口に合う人、合わない人、ほんとまちまちです。

でも、中国を理解しようと思ったら中国で友達を作ることです。中国語ですか?漢字の国同士なんだからいざとなったら筆談でオーケーですよ。

観光ガイドブックに載っているような所もいいですけれど、庶民が生活しているところへ行ったり、そして友達が出来たらその友達の家へ何日間か泊まることをお勧めします(ホームステイですね)。また中国人でなければ知らないような美味しいお店とか極秘情報は、残念ながらガイドブックには載っていないんですね。ぜひぜひトライしてみてください。

 さて、世界中あらゆるところに「秘密結社」というものがありますが、中国にも秘密結社はあります。白蓮教、哥老会、義和団、反満革命結社、拝上帝会、青幇、紅幇、天地会、三合会・・・・、等々が代表的なものですが、挙げればキリがないんですね。「何とか幇」とつく団体はたくさんあります。みんな結社なんですね。しかし中国共産党の時代になってからは少し変わってきたようです。秘密結社のあるものは消滅していますが、あるものはまだ存続しています。でもこのような「幇」は犯罪組織と結びついていることが多いので、間違っても内部に入りたいなどとは思わないでください。西洋の秘密結社の代表格はフリーメイソンですが、孫文周恩来もメイソン会員であったことは有名です。

 中国のこれらの秘密結社のうち「白蓮教」「義和団」は華北地方で起きた集団で反キリスト教信仰で、神憑りや呪術を特色とした異色教団です。団員は「降神付体、刀槍不入」つまり神々を招いて身体に付せば(憑依ですね)、刀も槍も身体に入らない(敵の攻撃はその人を殺すことは出来ないと言うわけですね)という信仰を持ち、不死身になるために神拳・義和拳を鍛錬し、「扶清滅洋」すなわち「清を扶け洋鬼を滅ぼす」のスローガンのもとに結集した結社でした。

 

なお中国の呪術・妖術ですが、現代にまで伝えられています。大きく分けると「薬法の部」と「符法の部」に分けられますが、「薬法の部」には化学的な根拠があるものもあり、指示されているものさえ揃えることができれば、普通の人でもなんとなく実現できそうなものもありますが、「符法の部」には首をかしげざるを得ないものや、まあもしかしたら熟練した道士が実行したら効験があるあるかもしれないといったものが多いですね。

後日このブログでも具体的な方法をご紹介したいと思っています。

 

では中国を想像するために、だいぶ前ですが中国で大ヒットした「中国人」という歌(ポップスです)をご紹介します。もっともこれを唄っているのは劉徳華というひとで、香港人ですが・・・。この劉徳華というひとは日本でも「アンディ・ラウ」という名前で有名ですね。

http://www.666ccc.com/play/44/3257.htm