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KOSEIのブログ

自分の可能性をどこまでも

優れた瞑想法・天台小止観

『天台小止観』という書(瞑想法)をご存知でしょうか?この瞑想法は非常に優れていると思います。座禅のやり方や、心の動きをもっとも詳細に、事細かに説いたものといわれています。それも仏教史上もっとも古い時代の著作といわれているのです。座禅の入門書といってもいいですね。

『天台小止観』の『止観法』は瞑想法です。止観法の「止」とは読んで字の如くで、意識の状態を止めてしまうという意味で、インドでは「シャマタ」といわれています。「観」とは逆に何も無いところにありありと何かを描き出す、それも目を瞑ってまぶたの裏に描き出すのではなくて、目を開けている状態で目の前に物質をホログラムのように描き出す行法です。これはインドでは「ビバシャナ」と呼んでいます。

 『天台小止観』では、止を三種類に分けていますが、要は心は普段放逸に動き回っているので、一つのことに集中し、それらの放逸な心の動きを「止める」ことなんですね。しかし想いや心の動きを止めることは生理学的に不可能であるといわれています。では止観法などといっても実践に即さないのでは?ということになってしまいますね。ところがこの止観法は今から1400年ほども前、紀元600年~700年につくられたものなので、それなりにノウハウをもっているんです。心の動きを止めるといっても(まずは)完全に留めるのではないのです。

どういうことかといいますと、どんな瞑想法でも「呼吸法」から入りますが、『天台小止観』では数息観(“すそくかん”あるいは“すうそくかん”)というものをやります。これは一呼吸ごとに数を数えるのですね。たとえば、最初息を吸う時に「いー」と心の中で唱え、吐くときに「ちー」とやるわけですね。これだと数に意識を集中しているので、その他のことは考えていない(意識を止めている)ことになるのです。

人間一つのことを考えていられるのは、3分間が限度であるともいわれていますので、ただひたすら何か一つのことに意識を向け続けていても、ふと気が付くとまったく別のことを考えているものです。したがってこの数息観の行法は優れていると思います。

導入部をはじめとして、このようなノウハウに満ちている『天台小止観』。いまかなりの方がノウハウ本を出されていますので、瞑想にトライしようとしている方は、ぜひ一読し、それだけではなく、実践して下さい。必ずやあなたの人生に変化が起きるはずです。また単なる呼吸法や意識の集中法のノウハウ本ではなく、自分自身の霊的な進歩を促進する助けになること請け合いです。

私の手元にあります『体と心の調節法・天台小止観物語 鎌田茂雄著』の「はじめに」より引用をいたします。

引用開始

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この『天台小止観』は人間の体と呼吸と心のあり方を正しく説いたものであり、これほど明晰に説いた本はない。『天台小止観』に書かれた内容を、少しでも実行するならば、仏教の基本の行法を体得できるばかりでなく、現代に生きる力と智慧を獲得できると思う。体と呼吸と心がバラバラになっている病める現代人に、珠玉の処方箋を贈りたいと思う。

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引用終わり

 

私自身は生まれたときからの生粋のクリスチャンで(日本聖公会です)、幼児洗礼も受けています。クリスチャンネームは『ガブリエル(GABRIEL)』という西方を護る大天使です(名前負け?)。以下の曲はヘンデルハレルヤ・コーラスです、聴いてください。聖なるものに東西は関係ありません。

https://www.youtube.com/watch?v=du_55EZFL0Q

 

Kosei