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KOSEIのブログ

自分の可能性をどこまでも

納音五行

占い・占星術

< 納音五行 > 2016/01/29

 十干の「干」は「幹」、十二支の「支」は「枝」で、「幹枝」を意味します。中国では古く殷の時代から、この十干と十二支が組み合わせられ、その最小公倍数である六十通りの干支ができ、六十の周期で日が数えられたと伝えられます。

 六十干支の日への配当は、中国の紀元前十五世紀殷代の甲骨文字に残るほど長い歴史をもっています。

 十干十二支の組合せは甲子(きのえね)にはじまって、癸亥(みずのとい)に終わりますが、この組合せを「六十花甲子」と呼び、この順序で年・月・日を表記することがなされました。生まれてから六十年を経て、生年の干支を迎えるのを還暦とするのは、御存知のとおりです。

 六十の干支の組合せを一巡することは、一つの人生を生き切ったことを意味し、新たに次の人生に誕生するということで、還歴を祝う風習は、旧暦を使わなくなり陰陽五行の意味を知らなくても、日本の社会に、いまだに根づよく息づいています。

 六十干支と五行の組み合せによってつくられたのが「納音(なっちん)」です。木火土金水の五行を「正五行」といい、これに対して、干支の五行を「納音五行」と呼びます。

 納音とは五行の音律(宮・商・角・緻・羽)をそれぞれの干支の音値に分類して考え出されたもので、木・火・土・金・水の「はたらき」で事物が変化・変動する時、音律が伴うとし、その音律を納めるという意味で「納音」と名づけています。

 納音は、音律(五声×六律の掛け算)三十種の五行によって構成され、一つの納音(五行)に対して、同一陰陽干支が二つずつ付されていますから、同一の納音が二年間連続して用いられ、六十年を三十の納音によって一巡するようになっています。

 納音五行は、十干・十二支とは別な意義づけがされていて、「気の五行」ともいわれ、本来、占いでは、年・月・日・刻の四つの干支をそれぞれ納音五行にあてはめて、その人の本性、天分として身につけているものを見る場合に用いられていました。その人の本質は、生まれた日の納音にあるとされますが、現在では、生まれ年の六十干支の運勢判断に、補足的に見る程度に用いられています。

納音五行の基本的意味

甲子・乙丑 海中金(かいちゆうきん)

 甲子・乙丑の一般に通用するものが陰中に閉ざされている状態、すなわち海中に沈んでいる砂金のように、表に出ない深く秘められた素晴らしい才能があるが、自らが自覚して努力しないと役に立たないという意味になります。また、本性を押し隠す性格が強いともいえます。

丙寅・丁卯 爐中火(ろちゆうか)

 爐の中にある火の意味です。薪(寅卯=木)の助力によって火(丙丁=火)が盛んに燃えますが、爐の中のですからコントロールされた火です。人を信じ、そして人に奉仕し努力することで知性、才能などがうまく生かされ、成功するという意味になります。ただし、小さな火で満足してしまう性格でもあります。

戊辰・己巳 大林木(たいりんぼく)

 大きな土地に樹木が繁茂している場所という意味です。バランス感覚がよく、天を目指す理想を持ち、賢明な性格によって成功する意としますが、内面的には、陰的なものを秘めています。

庚午・辛未 路傍土(ろぼうど)

 人々に踏み固められた道の土のことです。人に親しまれ、真面目で、今は役立たずとも成長株で、やがては有用の大器となるものを蔵しているという意ですが、柔軟性にかけ、意識の切り替えが下手なところがあります。

壬申・癸酉 剣鋒金(けんぼうきん)

 剣や鋒など切っ先の鋭利な金属のことで、才能の切れ、清廉な人柄を表しますが、自分の尺度で人を切り捨てるようなところがあります。殺伐の気を持つ人とし、短慮を戒める意味にとります。

甲戌・乙亥 山頭火(さんとうか)

 火山の火焔の意味です。才能もあり目立った存在ですが、あらゆるものを燃やし尽した後にかすかに燃えるだけの火という意味もあり、高邁な理想はあっても力量不足で実質が伴わない人、という意味にもなります。

丙子・丁丑 澗下水(かんげすい)

 澗とは、岩の割れ目から細々と流れ出る水のことで、この水が集まって流れ落ちる滝水のことです。丙丁の旺んな気が子丑の陰の水を合していて、潔癖ですが人と対立しがちな狭量な人という意味をもっています。

戊寅・己卯 城頭土(じょうとうど)

 城頭に立って見る広大な土地は、戊己の育成の気と寅卯の伸張の気と合して繁栄することを指し、富貴で理想が高く、かなりの成功を収められる可能性を秘めていますが、理想に乏しく、プライドが高いという面も持っています。

庚辰・辛巳 白蝋金(はくろうきん)

 白蝋金とは「錫」のことです。庚辛は金気で白、辰巳は木星に居て火を生じ、金は火によって形を変えます。金属ではあっても、箔やメッキに使える柔軟な金で、臨機応変に事に対処できる人です。

壬午・癸未 楊柳木(ようりゆうぼく)

 楊柳ともに柳(やなぎ)のことです。壬癸の水気に午未の陽気が合して柳木の繁茂を象(かたど)っていて向上心が旺盛ですが、人に逆らわない性格から、人の先頭に立つよりも、女房役で成功する人です。

甲申・乙酉 井泉水(せいせんすい)

 地下から湧く井泉で、汲めども尽きぬ豊かさと清く正しい若々しさを示していますが、大河や大海のような大きな度量はあまり望めません。

丙戌・丁亥  屋上土(おくじょうど)

 屋根の上の土の意味で、土気の旺盛さを示しますが愛情や包容力に乏しく、積極性に欠けるところがあります。火生土は金気の収斂するところで、精神的な面に優れています。

戊子・己丑 霹靂火(へきれきか)

 突然の雷鳴(晴天の霹靂)の如くに、感情の起伏の激しさや、運気の起伏の激しさを表します。短期的なことに強い性格です。

庚寅・辛卯 松柏木(しょうはくぼく)

 松と柏は長生の霊木ということから、雲をついて聳え立つ勢いを示しています。庚辛は成金、寅卯は春木、何れもその勢いは盛んで、風格あって意気旺んな様を指しています。節操が固く、自分の信念を曲げない性格です。

癸辰・癸巳 長流水(ちょうりゆうすい)

 悠々と流れる長江・大河の絶えることのない水流を表わしています。辰巳の持つ陽の地に壬癸が合し、表面は静かながら日夜流れても絶えない水は、多くの人をまとめ、悠々とやがて目的に至る寛大・鷹揚さを表しています。

甲午・乙未 沙中会 (さちゅうきん)

 砂の中に混ざつた金を示します。見出されて初めて実力が発揮できるので、砂礫の中で終ることもあり、世に役立って燦然と輝くこともある、という意味になります。性格的には引っ込み思案で、内気です。

丙申・丁酉 山下火(さんげか)

 山裾で燃える火、麓で無意味に燃え、大きくは広がらない火をさしてつけられた呼名です。素晴らしい潜在力を持ちながら、それを発揮することができない運気の弱さを意味しています。

戊戌・己亥 平地木(へいちぼく)

 野中の一本杉という言葉があるが、平地にまっすぐ立つ孤影偶然(孤高)の木をさした呼称で、競わず、繁っていても勢いはなく、淋しく孤立することを意味しています。

庚子・辛丑 壁上土(へきじょうど)

 壁に塗った土という意味です。壁の土は自然の本来の土ではなく壁土のため用につくられるもので、土気はあっても実力はないという意味になります。

壬寅・癸卯 金箔金(きんはくきん)

 薄く伸ばした微弱の金で、加工品としては他のものを飾るために用いられるように、一緒にいる人を輝かせるが、自らが金であることを忘れず、本質的な実力を養わなければ成功することはできないという意味になります。

甲辰・乙巳 覆燈火(ふくとうか)

 灯籠の灯のようにまわりを覆わたた火で、優れた才能が隠されていて、四方を照らす光明とはなれませんが、独自の分野において才能を発揮するという意味にとります。

丙午・丁未 天河水(てんがすい)

 雨や露が革あつまってできた流量豊富な自然の河を指し、万物を潤し、大いに徳を施すとし、人ともに相親しみ、多くの人に愛される大器という意味になりますが、気まぐれで、移り気的な性格も持っています。

戊申・己酉 大駅土(たいえきど)

 人馬集散、吉祥の土性の徳を表わすもので、門前市を成す街道の要所を象徴した名称です。理想より現実を重んじ、自分の周りに人や物を引きつける力を持津、包容力のある性格です。

庚戌・辛亥 釵釧金(さいせんきん)

 釵・釧ともに「かんざし」と読みます。庚辛の熟成の金気は、戌亥の休息地に合します。万物の乱動を抑えるという意であり、明るい性格で、人をまとめる力があり、温順で才能に恵まれる人です。

壬子・癸丑 桑柘木(そうじゃぼく)

 冬の桑の木を当て、時期を得て大きく伸長する木気を意味しています。壬癸(冬=北方水気)に子丑の木気が合し、春を待つ忍の時を指しています。苦労するほど、晩年になって運気が上昇する人です。

甲寅・乙卯 大渓水(たいけいすい)

 谷川の水のことです。渓谷の小さな流れも、やがて大海に到達するとし、量は少なくても、心がきれいで意気盛んであり、やがて頭角をあらわすという意味になります。

丙辰・丁巳 砂中土(さちゅうど)

 砂の中に混じった土という意味です。丙丁の旺盛な火気と辰巳の陽盛に合するもので、全くものの役に立たない土気をあらわしています。素質はあっても、土に埋もれて実力は認められないという意味になります。

戊午・己未 天上火(てんじょうか)

 天上に輝く火、つまり太陽のことです。天地にその光明を恵むように、人から尊敬され、人を引きつけ、人の上に立つ運を持つとします。

庚申・辛酉 柘榴木(じゃくりゆうぼく)

 内に蓄える木で、内容の充実を持ち、事ある場合に備えて、殻で隠されてはいるが、紅玉のような輝きを見せる「ざくろの木」をもって示しています。一見とっつきにくいけれど、つきあうといい人というタイプです。

壬戌・癸亥 大海水(たいかいすい)

 壬癸の最終の水気が戌亥の休息の地に合して、天に連なる大水を内蔵し、すべてを飲み込む包容力を大海に当てています。穏やかそうに見えても時として暴れるが如く、大志を持っているとします。

以上納音の一つ一つを見てきましたが如何でしたか?生まれた年の干支と、生まれた日の干支を観てみてください。意外とぴったり当てはまったりしますよ。

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