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KOSEIのブログ

自分の可能性をどこまでも

中国面白体験記その5/カメレオン

中国体験記

< 人は見た目で判断する > 他の国の人に間違えられること

 僕は中国と日本、中国と欧米との交易を仲介する仕事をしています。なので当然中国大陸にも頻繁に行きます。2007年~2009年は遼寧省というところにマンションを借りて住んでいました。この遼寧省という地域は旧満州で、地下資源が豊富にあるエリアです。そのため日本や欧米からもターゲットにされていました。またあまり知られていませんがユダヤ人も入植候補ナンバーワンとしてこの地域には目をつけていました。その遼寧省の中心となる首都(省都)が瀋陽という都市です。僕は瀋陽に2年間住んでいました。瀋陽で会社を経営していたのです。短期・長期の滞在期間中に経験したことや面白かったことをブログとしてシェアします。

 さて僕は中国大陸へ行くと、まず日本人として見られません。何回も中国に接しているうちに雰囲気が中国人っぽくなってきたのでしょうね。今日のお話は確か1週間ぐらいの短期滞在で中国に居たときの話だったと思います。

 中国に居るときは、よく外で皆で食事をします(中国人は仲間や家族と一緒に食事することが多く一人ではあまり食べないといった傾向があります)が食事をしたあと、毎日ではありませんが時々カラオケに行ったり、「茶館」というところでくつろぎます。この「茶館」というのは、いわば高級喫茶店です。美味しい中国茶を飲んで談笑したり、将棋を指したりしてのんびり過ごすのです。ある日福州というところに行ったときの話です。福州とは福建省にあります。僕たち仕事仲間は食事のあとで、その「茶館」へ行って福建省のおいしいお茶を皆で飲んでいました。お茶を飲むと言っても日本の喫茶店のようにウエイトレスさんが飲み物を運んでくるわけではありません。お茶を立てる用具一式をお盆に積んでしずしずとおねえさんが持ってくるのです。そしてお客さんの目の前で専門的な見事な手さばきでお茶をたててくれるのです。お茶を立てながらも、手と同時に口も動きを止めません。これはどういうお茶なのか、どうやると美味しく飲めるかといった「うんちく」をしきりに立て続けに話しながらお茶をたててくれるのです。以下はその時の会話の一部です。

K=このブログ作者KOSEI

茶:=茶館のおねえさん

「言葉」の話題になったときに

K:我以前住过在沈阳辽宁,所以我的汉语是东北方言。

<私は以前遼寧省瀋陽に住んでいたことがあります。だから私の中国語は東北のなまりがあります。>

茶:啊~辽宁。

<あ~遼寧省ですか>

K:你是什么地方人?

<あなたの出身はどこですか?>

茶:我是○○的,你呢?

<私は○○省出身です、あなたは?> 注:どこだったかは覚えていませんが福州以外の人でした。

K:快不得,你的普通话听懂了!福州的普通话不好听。我是日本人。

<どおりであなたの標準語は聞きやすいです!福州の標準語は聞きにくいですね。私は日本人です。>

茶:・・・無言で表情には徐々にひきつり・痙攣(ピクピク)が起きてきてお腹は震えている。つまり笑いをとてつもなくこらえているという感じ>

    このあと、信じられない、ウソでしょ、いやホントだ、と言ったような対話がありましたが、しばらくして「ああそうか」という語調と表情になり、

茶:啊~你是为日本移民的!

<ああ、あなたは日本に移民したのですね!> 僕が冗談を言っていると思い込んでいて、これは冗談で返したという語調でした。

    しばらくして現在の居住している場所の話題になり

茶:那么,你家在沈阳吗?

<では、あなたの家は瀋陽にあるのですか?>

    さっき日本人だっていったのをまったく聞いてない。中国人の特徴の一つに相手の言うことを聞いてないというものがあります。

K:不,我家在日本我是日本人啊!

<イエ違います、私の家は日本にあります。日本人だから>

以上

大体の人は僕の話を最後まで信じていません。冗談か何かを言っていると思っているようです。

これだけ中国人に間違えられると爽快というものですね。

★ちなみに福建省の言葉は本当に聞き取れません。福州語というものが別にあるのですが、福州の人が福州語ではなくて、標準語を話しても聞き取れないのです。かの有名な「鄧小平」は福建の出身でした。客家(はっか)の人でした。客家というのは中国の中のユダヤ人といわれるほど特殊な人たちです。だから「鄧小平」が中国国内で中国人民に向けて演説をするにもかかわらず横には通訳をつけていたのです。僕の瀋陽の中国人の友人も福建省の人が話す標準語は聞き取れないと皆言っています。

KOSEI