KOSEIのブログ

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中国面白体験記その18<中国接客態度の悪さ>

<中国接客態度の悪さ>  2016/02/20

 中国の販売業等接客業は最近でこそ徐々にですが改善されてきていますが、以前はひどいものがありました。いまでも地域によってはまだ残っています。

そこで中国国内では「サービス業で使ってはいけない表現」というのが暗黙の内に決められています。

不说“服务忌语”   サービス業で使ってはいけない言葉

1.不买看什么?         買わないのに何見てるの!

2.你买的时候,怎么不挑好?   買うときどうしてよく選ばなかったの!?

3.到底要不要,想好了没有?   買うの?買わないの?決めた?

4.你问我,我问谁去?      知らないわよ

5.有意见找经理去!       文句があるなら社長に言って!

 いずれもサービスの質を重んじる日本から見たら、目の玉がでんぐり返るほどひどい接客用語(?)ですね。「使ってはいけない表現」ということは以前は頻繁に使われていたということになります。これらを見ていると、どっちが客か判らなくなりますけど、まさに「主客転倒」です!あとは店員の仏頂面です。上から目線で「店員」が「お客さん」を見下ろしてくるのです。

 しかし皆が皆そういう店ではありません。中には違うお店もたくさんあります。中堅どころの店舗はこういうタイプが多いでしょうか、やたらと話しかけてくるのです。まさに「マシンガントーク」それも客にピッタリとくっついて片時も離れません。「この店で買わなかったら帰さないからね」とでも言いそうな勢いです。うるさいというか、面倒くさいというか・・・。でもこういう場合は「我看一下(ちょっと見てるだけだよ)!」といえば離れていきます。購買意欲が無いとわかれば、途端に冷淡になるのです。

 中国人は大企業に勤めるよりも個人で独立して開業する個人事業主志向の人が多いようで、気ままに毎日を過ごしたい人が多いのでしょうね。組織の中に入ると色々と規制があり窮屈だからでしょう。日本人でも基本的に同じなのですが、決まりを守って社会に順応していく傾向があります。そこにいくと中国人はまさに大陸気質というか・・・。だから中国旅行に1週間でも行って日本に帰ってくると、日本の接客の暖かさ優しさが身にしみます。

 商店に限らず街行く人は、(よく言えば)じつに堂々と歩いています。(悪く言えば)傍若無人に周囲を睥睨して闊歩しています。男性も女性も。僕は何べんか娘を中国に連れて行ったのですが、最初中国瀋陽に行ったとき「この町の人って全員ヤクザ?」と半分冗談っぽく、半分真面目に聞いてきたので思わず吹いてしまいました。とにかく人口が多い国なので都会ともなると、東京並に人間があふれかえっていますが、歩道で肩と肩がぶつかっても一切謝らず、逆に睨みつけられる始末!そしてレストランに入ればさっきのような店員が接客に出てくるわけで、高品質の人間性をキープしている島国日本の人から見ると、あきれ返ることばかりです。

 でもそれを回避する方法はあります。それは人付き合いの上手い中国人の友人と友達になっておくのです。こういった人は店員ともすぐ仲良しになるので、値引き交渉がとても上手く、いい買い物ができますよ。そして彼と行動を共にすると、いつのまにか有益な中国人の友達を紹介してくれます。ひとりひとりを見れば中国人は日本人よりも人なつこくて、まっすぐな人が多いです(但しどちらかというと僕がいた東北部の人)。とっつきは悪いけど、付き合えばいいヤツという人間ですね。こういう人たちとは友達になっておいた方がいいです。中国で外国人の私達が何か困ったことに遭遇した時に、本当に親身になって助けてくれるのです。よく「中国人は反日感情が強く日本人をだます」といわれていますが、どこの国にも悪人はいるのです。周囲のあるいはマスメディアの煽動に乗らずに冷静に他国民を理解して付き合いましょう!そうすれば自分自身に益となることが必ず返ってくるはずです。そういう風に考えていくと無愛想な店員さんにも愛着がわいてきますよ。

KOSEI

 

★今日は体調不良のためランニングはお休み