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中国面白体験記その30<中国本渓市>+ ランニング日誌

<中国本渓市>  2016/03/03

 僕は中国遼寧省の本渓市に長い付き合いの友人がいますが、彼は地元の大学を出て市政府の役人とも面識がある人です。遼寧省はかつては「満州」と呼ばれていた地域でご存知の方も多いでしょう。残留孤児が多いことでも有名です。日本との縁が深くこの地域の少し年齢の高い中国人は時々口から日本語が飛び出したりしてビックリさせられます。満州はなぜ度々外国からの侵略にさらされたかというと、地下資源が豊富であるということが言えます。それを狙って多くの外国勢の侵攻にあったのですね。またあまり知られていませんが、ロシアで迫害を受けたユダヤ人が中国東北地方、とくに黒龍江省のハルピンに逃げ込んできたそうです。この本渓という都市も鉄資源が豊富に眠っており、本渓には中国で4番目(ぐらい)に大きな規模の「本渓鋼鉄」という会社があります。この本渓鋼鉄という会社の前身は、じつは日本の国際商事会社である「大倉商事」の創始者大倉喜八郎氏が興した会社だったのです。大倉商事といえばホテルオークラ等を擁した「オークラグループ」で有名です。大倉喜八郎氏はフリーメイソン会員でもあり、ロスチャイルド氏からも海外から招待されているほどの大物実業家です。私の祖父はこの大倉商事で上海支社長を務めていました。

 僕もこの本渓市には親しい友人がいる関係で何回も足を運んでいます。政府の方とも親しくお付き合いさせていただきました。地方役人の官僚の方は中央政府の方よりもどことなくのんびりした感じがあって僕は好きですね。しかし空気の悪さは好きになれません。鉄を採掘している関係で空気はお世辞にも良いとは言えず、冬場雪が積もっていたときに白い雪塊の上に黒い点々が見えたときには唖然としてしまいました。友人も気管に炎症を起こしているのか、しょっちゅう咳き込んでいます。なにしろこの都市、以前は宇宙衛星から地上を観察した時に煤煙で下が見えなかったという逸話まで残っているほどです。

 いまでも貿易の仕事の時には中央政府よりもまず本渓市政府に声をかけます。去年も米国からの自動車の輸入の件で、知り合いの明山区という区の区長に相談に行きました。あいにく彼は出張中で董さんという副書記の方とお話をしました。米国の自動車を中国に入れる一番よい方法を相談したのです。

[中央・会談の左手人物がKOSEI 右手が董さんです] この本渓市も冬はかなり寒いですが、東北地方の特色とでも言うべき「餃子の美味しい店」があります。そのなかでも、このブログでも紹介したかもしれませんが『鑫刚记』というレストランがありますが、このお店の餃子だけは本当にオススメです。僕は中国にお連れした人すべてに、時間が許せばですがご案内しています。日本人が「餃子」ときくと、思い浮かべるのが「焼き餃子」ですが、中国で餃子というと水餃子のことを指します。焼き餃子は「鍋鉄」と呼びます。とにかくこのお店の餃子は天下一品です!

 あと本渓市の観光として有名なのは「本渓水洞」という鍾乳洞です。鍾乳洞と言っても10分や20分歩いて終わってしまう代物ではなく、石灰岩鍾乳洞。400~500万年前に形成されたとされていて、なにしろ多いな洞窟の中の水路を船で観て渡るのです。鍾乳洞の全長は3000m、面積は36,000㎡に及ぶというものです。突き当りまで行って返ってくるのに50分はかかります。鍾乳洞の中は14,000トンあまりもの地下水が流れていて、水深は平均2m最も深いところで7mにも達します。水面はとても広いです。ぜひお立ち寄りください!

KOSEI

<ランニング日誌>2016/03/03

体重  :64.5kg マイナス0.9kg

体脂肪率:17.0%  変わらず

筋肉量 :50.8kg  マイナス0.7kg

今朝は室内にいるときは右膝の痛みはほとんどなかったので安心して走りに出た。しかし走り出してほんの少し痛みというか軽い違和感が出てきた。屋内と屋外の気温差のためと思われる。この痛みの原因は気温だからだ。とはいうものの、昨日の痛みよりはずいぶんましなので20分も走ったら体も温まったためもあり、痛みはなくなっていた。でもホッピングは避けて猫足走りで滑らかにすべるように、を基調に走った。そのためだろうか、最後まで痛みに襲われることはなかった。外気は昨日ほど冷たくはなかったので(昨日は走れなかったので散歩をした)、まあ快適に走れた。「痛いとき違和感があるときはいたわる」が基本ですね。

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