KOSEIのブログ

自分の可能性をどこまでも

中国面白体験記その31 <中国春節と観光地>

<中国春節と観光地>  2016/03/04

 以前このブログで中国の春節(旧正月)のことを紹介しましたが、春節がらみで忘れていた話がありました。それは「春節の時に観光地には行かないほうがいい」ということです。どういうことかというと、これは中国の習慣とも関係あるのですが、中国では春節の時は多くの家庭が家庭内で過ごします。親戚や友人の往来があり一日中その対応です。なので、一家揃って観光地に・・、ということはしないのですね。もっとも最近は中国も富裕層が増えてきましたから、海外へ出たりしているようですから、この限りではありませんけれど・・・、まあ日本だとお正月に温泉に行ったり海外旅行をしたりしますね。

 じゃあ観光地が空いていて快適なのでは?とも思うでしょうが、人それぞれの好みもあるのでなんとも言えませんが、観光地は人がいないとじつに寂しいものです。観光地というのは普段は「人がウジャウジャいてうるさい」と思いがちですが、人が誰もいない観光地を想像してみてください。日本では人数が少ないということはあっても、「誰もいない」という事はありえないので、「誰もいない」というのが想像すらできないとは思いますが・・・、とにかく寂しいです。もちろん北と南では違うだろうし、西のほうの地域と東の方では違いはあると思うので一概には言えないと思います。

 僕は一度日本の仕事上のお付き合いのある社長さんに春節を見せてあげたくて誘ったことがありました。一緒に花火をしたりして春節を楽しんだ後に、せっかく来たのだからと言って、北京まで行って観光地めぐりをすることにしたのです。行った観光地は、中国各地の民族の生活様式を紹介している「民族○○村(名前忘れました)」と「北京動物園」そして定番の「万里の長城」三箇所にいきましたが、まさに貸切り状態です。「ひとりも居ない」というのは誇張だと思いますか?それが決して誇張ではないのです。中国人の観光客は誰もひとりもいません。「オヤ声がする?」と思ってその声を聞くと日本語、そうなんです、日本人観光客なのです。見るとやはり日本人観光客。万里の長城は北京でも北のほうにありますから寒いことこの上ない!人の群れがいないと特に寒く感じます。北京動物園も動物達は寒いので、ほとんどが小屋の中に入ってしまっているし・・・。何をしに行ったのか?

 万里の長城で思い出したのですが、春節の話題からはそれて、夏場にお客さんを連れて行ったことがありました。万里の長城に登るには幾つかの登り口があります。普通観光客が入る登り口は「八達嶺(はったつれい)」と呼ばれているところですが、じつは観光案内にも載っていない小さいけれども比較的人も少なく快適に入れるところがあるのです。僕は地元の有力者からそこを教えてもらい、お客さんをお連れしました。地元有力者の紹介なので入場料はもちろん無料です!おみやげ物売り場もこじんまりしていて、出入り口付近には熊が堀の中で飼われていて観光客は餌を投げてあげたりするのです。餌は売ってます。僕はそれまで何回も長城にはお客さんをお連れしていたのでしたが、いつも「八達嶺」からで、その時にはじめてそのようなローカルな入り口があることを知りました。僕がお連れしたお客さんはいたく気に入ったようで、もう一度来たいと言っていました。

 ところがこれには後日談が。そのお客さんは帰国して知り合いにその話をしたそうなのですが、話しても信じてもらえなかったとのこと!それもそのはずインターネットで検索してもヒットしないのですから、信じないかもしれませんね。う~ん、やはり最初はやはりセオリーどおりのコースの方がいいのではないかと思いました。

KOSEI

ランニングは朝起きたときから右膝がかなり痛かったため今日はお休みしました。