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中国面白体験記その48<中国の生活_第一部>

<中国の生活_第一部>  2016/03/22

今後数回にわたって中国で生活していくうえで必要なさまざまな事柄について書きたいと思います。今日は中国で使われているお金について。

中国に着いてまず必要なのは現地通貨です。中国に一歩降り立てば日本円はまったく使えませんから。別のブログでも書きましたが、中国で両替をする場所は空港、ホテル、銀行、闇両替屋の4箇所です。このなかで最も有利なのが闇両替屋。瀋陽には「西塔(シーター)」という地名のエリアに韓国人街があるのですが、そこに表向きは飲食品を並べてある小売店なのですが、本業は闇両替をやっているお店が何軒かあります。僕は瀋陽に住んでいたころは、いつもそこで両替をしていました。お気に入りのお店を一軒見つけておくのです。あるいは銀行の中にタムロしている闇業者もいますので、そのうちの一人と仲良くなっておきます。中国では人間関係がすべてなので、いかなる場合も人と人との繋がりがないと何もできません。もちろん旅行で行ったときなどは必要な人民元は少額なので銀行で買ってもいいのですが、以前僕はビジネスで会社を開いていたもので、金額が大きかったので1元の差でもまとまると馬鹿にならないのです。

さて中国のオカネも他国と同様に紙幣と硬貨があります。紙幣の種類は100元、50元、20元、10元、5元、5角、2角、1角ですが、5角までは使いますが、2角と1角はほとんど使いません。いま僕が手許に持っている紙幣だけですが写真で撮影してみました。

このなかの50元札だけ現在使われている紙幣ではなくちょっと前に使われていた紙幣です。あと、もうひとつこの50元札は特徴があります。なんだか判りますか?それは、じつはこの50元札は「ニセ札」なのです。


ニセ札の判定法は商店ならば偽札判定する機械を設置してあるので、それですぐ判るのですが、タクシーの運転手などはそういう機械を持っていませんので、よくニセ札をつかまされるようです。機械がない場合の判定法は?簡単です、両手でクシャクシャとやってみる、滑らかに動くようなら偽札の可能性があります。本物は若干硬い(しっかりとした紙質)感じで音もカサカサという音です。上の写真のように両端を合わせてみるという方法もあります。すると線がつながらずズレているのが見えますか?すかしも入っているので、こういった細かい部分で見分けるしかないのです。ではニセ札をもらってしまった場合はどうすればいいのでしょうか?自己責任なので銀行に持っていっても交換はしてくれないのです。しょうがないので、機械がないような場所(例えばさっき話したタクシーとか)で、使ってしまうしかないのです。

実際に使われている紙幣はずいぶんと手垢がついたりシワがあったり汚れています。下の10間札は破けていますがまったく使えます。誰かがどこかの電話番号を紙幣にメモしたみたいですね、これもよく行われます。

下の画像は古い紙幣です。古銭収集家が喜ぶかもしれません。


これは香港の紙幣、ただし単位は香港ドルですね。「港币=ガンビー」と呼びます。派手なデザインで中々良いですね!


硬貨に関してですが、残念ながらいま僕の手許にはあまり揃ってないので、またまた旅行ガイドブックのお世話になります。


紙幣と同じく1角以下の「分(フェン)」は、ほぼ使いません。

なお、表記は「元、人民元人民幣RMB」のうちのどれかです。

1元=10角=100分、となります。現在のレートは1元あたり約17日本円でしょう。

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