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自分の可能性をどこまでも

中国面白体験記その62<中国の生活_事務所風景>

<中国の生活_事務所風景>  2016/04/05

僕は中国で2年間会社社長を務めていましたが、これが受け付けです。↑↑ 日本の企業というイメージを崩さないために、事務所の中は小ぎれいに仕上げました。広さもそこそこありゆったりとした感じの事務所です。もっともエレベータで上がって来るときにビルの中が汚かったので、イメージぶちこわしですが、逆にお客さんは社内に入るとホッとするものがあったはずです。中国の中でも外資の会社が入るビルが在るのですが、そういうところは家賃も高いので、むしろ一般の中国企業がテナントで入っているビルを選びました。このビルも「远东大厦」というビルでテナントで入っている会社はみな中国の会社です。中国の会社と肩を並べていた方が目線が中国人と同じになり、中国社会に入り込めます。一階には中医の診療所があったり、レストランがあったりしました。僕はある時にもの凄い肩こりに襲われて、この中医にかかりました。中国マッサージを受けましたが、イヤ、その強烈なことといったら・・・・・!はりかえしが来ました。細いからだの男性の按摩師なのですが、その力は剛力!近くに歩いていけるところに瀋陽では有名な餃子の美味しい店があり、よくそこに晩御飯を食べに行きました。また同じく近くに市場がたっていて、そこで食材なら何でも買えるのです。「北市(ベイスー)」という地域で便利のよい場所でした。

用事があるときは大体タクシーか社用車です。これはタクシーの後部座席に乗っているところを撮影しました。中国でタクシーに一人で乗るときはドライバーの横、つまり助手席に乗ることが多いです。ドライバーが客の行動を見ていられるので安心するのでしょう。タクシー強盗がとても多いのです。そのため、運転席を格子で囲んでいるタクシーもよく見ました。後部座席に乗るとドライバーは客の行動がつかめないので、不安になります。この写真は僕は後部座席に乗っています。助手席には会社の人間が乗っていました。

この写真は社長室です。ガラスドアーには「董事长室」とありますが、董事长とは社長のことです。ところでこのガラスに貼り付けてある文字ですが、じつは手書きなのです。実にバランスよくきれいにまっすぐによれないで曲がらないで書かれています。いえ、書いたのではなく粘着テープをガラスに張って手際よくカッターナイフですいすい切り取っていったのです。じつにみごとな腕前です。器用というかなんというか。「ニセ物王国」たるには、それだけの技術的な背景もあるということでしょうか?僕はその職人が事務所にやってきて目の前で仕上げていく有様を何から何まですべて見ていましたが、みごとです!それもヘラヘラ世間話をしながらですよ!

これは金庫室の有様ですね。中国の会社やレストランには道教の「財神」が祭られていますが、うちの会社でもお祭りしていました。道教の財の神様が金庫を守ってくださっていたのですね。毎朝お線香を焚いていました。お線香を上げるのは社長の役目なので、僕が毎朝やっていました。この財神の像を選ぶときのコツです。道教寺院に行って像がたくさん並んでいるところが在るのですが、そこに入っていきます。そして最初に自分と目があった、または自分に笑いかけた像があればそれが自分を守ってくれる目指す神像なのです。そして選んだ後は御霊入れを行い、会社の安置するところまで僕が抱きかかえて持ってこなければいけないのです。ちょっとした用事でも体から離してはいけない、たとえトイレでもです。これは重かったりで、大変でした。

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