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中国面白体験記その68<中国文化:服装>

<中国文化:服装>  2016/04/11

注意:画像に出ている人は僕の個人的な友人ですが、個人情報を保護するため御顔の部分にモザイクをかけてあります。職業や職位は明示します。

僕が本格的に中国に行き始めたときはビジネスがキッカケだったので、最初は服装にも気を使いました。僕は男性なので「基本はスーツとネクタイだろうな」、と思っていましたが、ちょっと違っていました。もちろん会社社長としてのポジションなので、毎日スーツとネクタイを着用して出社していましたが、中小企業の社長さんはノースーツの人が多いです。またスーツは着ていても夏でも冬でもノーネクタイ、という人も多いです。どこかのオジサン?という風体の男性が意外と中小企業の中でも大手の実力を持っている会社の社長だったりします。さすがにあるレベル以上の大会社の社長ともなると常にスーツ・ネクタイは着用しています。

なので、2年間社長業を経験した後、中国に行くときは一応スーツケースの中には正装(スーツ、ネクタイ、革靴)は入れておきますが、滅多に着用しないです。また男性の場合社会的な位が高い人ほど「派手なネクタイ」を着用している人が多く見受けられます。

この中央の人は僕が中国に滞在していたころ(17年ぐらい前)の大連市の市長(共産党員で副書記長)ですが、カラフルなネクタイです!日本だと「許されない」レベルですね。それに比して右端の方は日本の政府官僚の方なのですが実に地味ですね。その対比が面白い!左端が僕です。中国の派手なネクタイは色々見てきていたので、負けずに自己主張を、と思い、カラフルネクタイを!じつはこのカラフルネクタイ、僕の誕生日に社員一同からのプレゼントしてくれたモノだったのです。当然中国で買ったものです。[ この部屋は市庁舎の中にあるレストランです。土地が広いっていいですね ]

↓↓この写真はそのネクタイの拡大写真です。本当は色違いがもう一つあったのですが行方不明です。↓↓日本では遊びならまだしも、ビジネスのミーティングなどにこのネクタイを締めていったら、引かれるか笑いものにされるかどちらかですね。いずれにしても、日本人は自己主張をしない控えめな島国性気質の民族、中国人は自己主張だらけの大陸性気質といった違いがここにも表われています。

もうお一人派手ネクタイの方をご紹介。この右側の方は中国の瀋陽では有名なシェフです↑↑。本も出版していて提携先のホテルの部屋の引き出しのなかにはこの人の本が必ず入っています(聖書なみ!)。この人もまあそこそこ派手なネクタイですね。

 

↑↑2016年現在撮影:このコートの襟は一時流行ったモノらしいですが、「マオカラー」という襟でガクランの襟みたいですね。このコートも僕のお気に入りで、よく着ていました。名前の由来は(おそらく)マオは毛沢東の毛だと思います。毛の中国語の発音は「マオ」なのです。中国的な、チャイニーズカラーの、という意味で使ったのでしょうね。しかし真冬の瀋陽はとてもこのコートでは過ごせないので冬場はもっと厚いぼてぼてコートです。以前は動物の本皮を使って襟にビーバーの毛が使ってあるコートを着ていましたが、あれは確かに抜群に暖かかったのですが、とても重たかったということと、動物臭がきつかったので捨ててしまいました。

↑↑この画像の左端の人はじつは大連の開発区を管轄している公安局の偉い人です。長い付き合いの友達ですが、制服姿を見たのは一度か二度です。この人もラフなスタイルが得意。大連の開発区で会社を開いていたときは色々とお世話になりました。この人、三階建ての大邸宅に住んでます。官僚はお金持ち。

↑↑僕の中国人の友人が瀋陽で服装会社をやっていますが、これは彼の工場の中の仕事中の光景。工員の服装はとりわけこれと言ったものはありません。まあ日本の地方都市の普通の人が着ているような服を着ています。

現代中国人の服装は百人百様

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