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KOSEIのブログ

自分の可能性をどこまでも

中国面白体験記その76<中国文化:中国語学習004>

<中国文化:中国語学習004>  2016/04/19

前々回のブログ「中国語学習002」で「ピンイン以前の表記法」に関してのコメントをいただきました。そのコメントをいただいた方へのお返事で、僕の方では自分だけがわかっていて「この表記法」と書いてしまいましたが、いきなり代名詞の「この」では分かりませんね。失礼しました。↓↓下の写真をご覧ください。

この写真は僕が使っている辞典です。PENGというピンインの右側にある表記がそれです。僕もこの表記法の細部に関してはよく知りませんが、ピンイン表記になる前はこれが使われていたということでした。「中音字母」と呼びます。この写真は辞書なのですが、この辞書には普通のピンイン表記と、以前の表記法が両方併記されていたようですね。ピンイン以前の表記法で学習されていた方への便宜をはかったのでしょう。ピンイン表記以前といっても様々な歴史があったようですので、今日はもう少し詳しく説明します。

まずピンインとは1958年に中華人民共和国政府が「漢語併音方案」として発布したローマ字表記です。「併音Pinyin」です。しかしそれ以前から、中国語のローマ字表記はありました。1929年に発表された「ラテン化新字」というものがあったとのこと。漢字を廃止して中国語をローマ字で書こうという運動があったのです。ピンインはこのローマ字表記を継承したものです。中国でも70年代までは、このラテン化新字も当時の中国語の教科書や辞書で発音表記に用いられました。
それ以前には、「ウェード式ローマ字」がありました。これは英語式ローマ字(日本のヘボン式のようなもの)で、イギリス人のThomas Wadeが1867年に出した中国語教科書で用いて広まった表記法です。20世紀前半には、これが最も使用された中国語ローマ字表記であったようす。これはいまでもヨーロッパで出た中国語の教科書や辞書類には用いられています。

↑↑そして1918年に中華民国教育部が発表した「注音字母」があり、中華民国では学校でこれを教えたので、普及しました。台湾では今でもこれがローマ字表記と並んで漢字の発音表記に用いられています。これは、日本語のカタカナをヒントに、漢字の部品から、母音字と子音字を作ったものです。これが上の僕の辞書の画像の記号です。

今日は疑問点へのお答えでした。

★今日のおもしろ漢字

乒乓球  前線で脚を負傷してしまった兵隊さんのような字ですが、この字は「卓球」を表します。発音は「ピンポンチョウ」。

KOSEI