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中国面白体験記その79<中国語学習007>

<中国語学習007>  2016/04/25

イメージ訓練:ある程度基礎部分もできてきたら、中国に長期滞在でもしているなら話は別ですが、普段日本に住んでいる人はイメージ訓練をおすすめします。

これはある場面を想定してそこでネイティブと会話をしている情景を想い浮かべ実際に声に出して話してみるのです。声に出して練習するのはとても大切です。

ではどのように場面設定をしたらいいのでしょうか?

まず、あなたが中国に渡航しネイティブと会話を交わして上手く行かなかったといったことがあったのであれば、そのときの場面をもう一度呼び起こしてイメージします。イメージの中ではあなたは問題なく会話を交わしているようにします。そしてそこでは、実際に交わす言葉の内容(セリフ)も用意しておき、それを話すのです。教科書を見ながら模範会話を使えばいいでしょう。

次にまだ経験した場面でなくても、自分の興味のある場面、例えばスポーツ観戦に行って友達と勝負の展開を話しているとか・・・、ここでの注意はいくら未経験の場面といっても専門的過ぎる場面は避けることです。単語を調べたりするのに手間と時間がかかる上に、そういった単語は一般的ではないために記憶しにくいのです。

いずれも実際の会話の現場では話の流れが速くとてもそんなことを考えている暇はないので、このイメージ訓練法は非常に有効です。

またセリフも棒読みではなく感情をこめて、そこに実際いるような気持ちになってイメージトレーニングを行いましょう。

これは目立たないし、それほど効果も早く出てこないので見逃しがちな訓練法ですが、意外や意外、結構実力アップの役に立ちます。

あまり実際に出てきそうもない場面を想定しても、意味が無いとまでは言いませんけれど、あまり効率はよくないと思います。

またさらに、実際の生活でよく出くわす場面というものは、応用範囲が広いです。応用範囲が広いとは単語を置き換えたりして、他の場面でも使えるということです。たとえばどの教科書にも出てくる「道を聞く」といった場面は「郵便局にはどうやって行きますか?」というような質問文は、「」の部分を「図書館」、「スーパーマーケット」そして「駅」等々です。

話す速度:これはよく「最初はゆっくりで徐々に速くしていき最終的には現実の速度で話せるように努力する」といった方法と、「いや、そもそもそんなゆっくりした話し方をしている人はいない。だから最初からナチュラルスピードで練習すべし」という考え方のふたつです。

まあ勉強のために時間をどれぐらい割けるか、にもよりますが、できれば両方やった方がいいでしょう。確かにゆっくりと会話を交わしているネイティブはいません。我々日本人も「じゃあの件よろしくね!」「わかった!▲▲さんにもよろしく言っといて、オレじつはあの人苦手でサ」といったポンポンと弾むようなビジネス会話は、ほぼ15秒で済みます。これを教科書どおりの日本語に直して、なおかつゆっくり話していたら3倍、いやそれ以上の時間がかかるでしょう。最初の取っ掛かりはさておき、なるべく早めにスローペースからは抜け出すべきでしょう。しかしこの方法の欠点は時間がかかるということです。「外国語の習得には時間がかかる」というのは真理だと思います。しかし一般の人はそれほど忍耐強くないので脱落者が多い。できる限りの時短が勝敗を決めます。

反面、正確な発音、そして中国語の場合は声調が非常に大切なので、その部分は時間をかけてゆっくりと、何べんも何べんもやった方がいいと思います。最強の両建て作戦です。

KOSEI