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KOSEIのブログ

自分の可能性をどこまでも

中国面白体験記その81<中国語学習009>

中国全般 語学

<中国語学習009>  2016/04/27

四声の図

音楽を聴くように歌を唄うように:中国語は他の言語から比べるととても音楽的です。声調と呼ばれている声の上げ下げを決めているものがあります。大きく4つの声調があり、第一声、第二声、第三声、第四声に分かれます。日本語は平坦な発声ですから、この中国語の第一歩である「四声」の段階で苦戦する日本人学習者は多いようですね。第一声は「一直線」で「アー、あんなところにUFOが飛んでる!」といったように、何かに驚いた時に発するような発声。第二声が「え~?ナニ?もう一回言って!」というような疑問を発するようなときの「尻上がり」の発声。「え~?」というときは語尾が上がりますよね?あの要領。第三声は「あ~あ!ぜんぶダメになっちゃった・・・・」というように落胆したときの「あ~あ!」はいったん声のトーンを落としてから少し上げますが、あの感覚が第三声の発声。第四声は、女性が「まあー!そうだったのね、よかったじゃない」などと言いますが、そのときは高いところから一気に「まあー!」と落とすように発声しますね。あれが第四声です。

この「驚き」「疑問」「落胆」「歓喜」の四声のコツが中々つかめないようです。これをしっかりと使い分けできないと、僕が以前失敗したようなことがおきます。ホテルの部屋にいて友人が訪ねてきたので、僕は「欢迎huanyin=ホワンイン」つまり「ようこそ」と言ったつもりが、どうやら「换衣huanyi=ホワンイー」つまり「着替える」と聞こえたようで、友人達はこぞって「では着替えが終わったらまた来ます」という感じで、そそくさと帰ってしまったのです。日本語の「箸」と「端」と「橋」ではないですが、似ているものがあります。中国語は遥かにそのような部分が多いので、そこらへんの感覚に鋭敏になっておく必要がありますね。

四声の練習をするときの、もうひとつの注意点としては「自分がちょっとオーバーだな」と思うぐらいに上げ下げを大袈裟に発音するということです。もちろんこれは基本であって、日常会話でそれほど大きく抑揚にさをつけてる人は少ないですが、ネイティブは小中学で基本をみっちりやっているわけですから、たとえ日常会話で省略しても「どこか」が違うのです。

それを外国人である日本人が同じには出来ないにしても、長い時間の取り組みの姿勢によって、その結果に違いが出てくるのは理の当然です。

僕が中国語に初めて接したのは北京放送のアナウンサーが人民向けに放送している時の中国語でした。まあ専門の教育を受けたアナウンサーですから、当然非の打ちどころの無い中国語でしたが、その美しさに魅かれました。あれからかなりの年月が経ち自分で中国語を話すようになってワケですが、あのような話しかたをしている人は一人も居ません。

それは道理です。日本でもNHKアナウンサーが仕事の時に使っている調子で日常語を話している人などはまずいないわけですからね。ましてや中国は社会主義国家ですから、中央放送局の放送は基本に忠実な中国語なのです。

しかし中国は多くの省に分かれていて、また方言や訛りもあります。その中で東北地方の言葉は一番標準語(普通語=プートンホア)に近いのです。その中で最も標準語に近い美しい中国語が話されているのは、黒龍江省省都ハルピンだといわれています。北京で話されている中国語が一番標準なのでは?と我々は考えがちですが、いまの中国の標準語は昔の「北京語」を土台として出来ているものです。したがって北京語訛りが強いのです。「標準語≠北京語」なのです。

KOSEI