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中国面白体験記その97<中国薬膳03/パクチー・香菜・コリアンダー>

<中国薬膳03/パクチー・香菜・コリアンダー  2016/05/14

ところで中国の料理に頻繁に使われているもののひとつに「香菜(シャンツァイ)」があります。呼び方は欧米では「コリアンダー」と呼ばれていて、韓国では「パクチー」と呼ばれているハーブです。スープに入れたりお粥に入れたり、とその利用範囲は広範です。中国料理にはじつに色んな料理に香菜は使われています。独特の香りがありますが、日本人の中では好き嫌いがはっきり分かれるみたいですね。

香菜にはとても強い抗酸化作用があるみたいです。そのほかにも重金属排出機能も秀でているとのこと!⇒ http://www.pakuti.info/sod.htm

しかし中国では様々な料理に香菜が使われているので、中国旅行に行かれた方は、いささかゲンナリしたのではないですか?

僕は以前いちど某大手電機メーカーの部長さんを中国にお連れしました。その方と中国に行く前、日本に居る時点で「中国は料理のなかにかなりの香菜が使われてますけど、香菜は大丈夫ですか?」と念押ししたのです。日本人には「香菜は苦手だ」とおっしゃる方が結構多いためです。こういった確認を事前に取っておかないと現地に行ってから食べ物で不愉快な思いをしてしまったり、ひどい場合は体調を崩したり、ということで仕事の妨げになることもあるのです。

するとその方は「香菜ですか?私は香菜は大好きですよ!まったく大丈夫です!」とのお答え。僕は一安心しました。ところが、いよいよ中国へ行き滞在期間が3週間に及んだころ(現地のリサーチ等のためそこそこの長期滞在でした)、「イヤ、すみません、もう中国料理食べたくありません」とストップ宣言が来たわけです。え?と驚いて聞いたところ、その方は「確かに香菜は好きだけど、中国料理には使いすぎている!おまけに料理が脂っこいときている。もうだめです」ということでした。見ただけで胃がムカムカしてくるとのこと。相当の重症と見ました。

しかしお粥専門店もたくさんありますから食事はしばらくお粥で・・・、ということになり、ある「お粥専門店」に入りお粥を注文したら、そのお粥のうえにも香菜が!その方、のけぞってました。そのときは店員に言って香菜を外してもらいました。

もちろん、最初から香菜が苦手で食べられないという方の場合はレストランに入って、注文の時に事前に香菜を入れないようにウエイトレスに指示します。

僕自身はどうかというと、香菜の独特な味と独特な香りが大好きです。中国に居るときは否応なしに料理に入っているものですが、日本でも最近は薬効に注目が集まってきて、一時は排毒作用がダイエットに効果ありということで人気が出たこともありました。いまだに日本のスーパーマーケットでは売られていますが、嬉しいことに、以前より販売量が増えてきているのです。5把くらいをまとめて一袋にして売られています。いまだに人気があるのでしょうね、時々は棚が空になっていることもあるほどです。

僕は店頭に並んでいるときは買ってきて、毎夕食事に2~3把は食べてしまいます。最近は友人から「クレソン」という野菜を奨められました。なんでも野菜の王者だそうです。そうとなれば食べるしかありません。「食べ物には後ろを見せない」これが僕のモットーです。

なので、我が家の夕飯の食卓には、クレソンと香菜を盛り付けたお皿が並びます。僕の家族の人間は両方食べませんから、僕が一人ですべてナマのままバリバリ、ムシャムシャと食べまくります。

そのせいでしょうか?僕は実年齢よりも若く見えます。

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