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OSのハナシ<元SE独白記>

<元SE独白記>  2016/06/16

今日はOSの話をしたいと思います。しかし僕が携わってきた大型汎用機のOSは専門的過ぎてしまうので、ブログの読み物としては重いと思います。そこで、僕が大型汎用機の事務処理計算の仕事に入る前のゲームのプログラミングをやっていた時代までタイムスリップしてみます。パソコンのOS上で開発をしていたのですが、そのころのパソコンのOSは、Windows OSがまだありませんでした。昔の人なら誰でも知っている「MS-DOS」です。もっとも昔はOSといえば「MS-DOS」しかなかったのですが。これは「 Micro Soft Disk Operating System 」のことで、マイクロソフト社開発による、パーソナルコンピュータ向けの16ビットOSです。いまのWindowsのようにきれいなアイコン等はなくて、真っ黒な画面があるだけです。コマンドラインにすべてコマンドを入力してプログラムを動かすのです。

じつは今のWindows OSからエミュレートできるのです。エミュレートというか、Windows OSはそもそもMS-DOSの上に建てられた家のようなものなので、これはWindowsが内部のMS-DOSの機能を使って表示しているということでしょうね。下の画面を見てください。これは僕がいま使っている、どこにでもある「Windows7」で立ち上げたMS-DOSの画面です。

 

最初はこういう画面が出てきます。ここにディレクトリーを表示するコマンド「 dir 」と入力してリターンキィを押します。すると、

 

これは僕の現在のパソコンの中のCディレクトリーの中味を表示しているのです。

このMS-DOSの機能は低いものでした。簡単にファイル管理とメモリー管理を見てみましょう。

ファイル管理:FAT(File Allocation Table 俗称ファット)でファイルを管理。

モリー管理:一時的にアクセス可能なメモリー空間は、最大640KB~768KB程度だったというのですから、いかに低機能だったかですね。そのためバンク切り替え(バーチャルメモリーのようなもの)などで解決していたのですね。

現代のパソコンOSのメモリーはギガ単位です。隔世の感がありますね。

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