神智学
神智学という学問があります。神智学とは宗教ではなくすべての宗教の根底に流れる「神の叡智」あるいは「聖なる叡智」を研究する学問のことです。「神智学協会」は、ロシア人の霊能者ブラバッキー夫人が創設したもので本部はインドにあります。
神秘思想を学ぶ上で「神智学」は避けて通れないものですので、今日は「A E パウエル」という人の編著による「神智学大要」をご紹介したいと思います。まあ「さわり」のうちの「さわり」であり、そのまたさらに入り口のみですが、とりあえずは雰囲気を味わって下さい。
「神智学大要1 エーテル体」より
第一章 神の三つの働き
無数の星辰を擁する宇宙は意識ある大生命(*1)の顕現である。この唯一大生命、この宇宙神ロゴス(*2)は常に一体者である。しかし宇宙にエネルギーを与えるにあたって、宇宙神は三位一体(*3)としての、三様の働き方をする。
*1意識ある大生命・・・キリスト教徒のゴット(神)、ヒンズー教徒のイシュヴァラ、ゾロアスター教徒のアフラ、マツダ、回教徒のアッラー、神智学徒の宇宙ロゴス
*2宇宙神ロゴス・・・・一般的にゴッド(神)という言葉には「人間と同じ形や心」を持つ存在という考え方が伝統的に定着しているので、それを否定するためにも、神智学ではロゴス(Logos)という言葉を用いる。
*3三位一体・・・・・・ヒンズー教では、創造神ブラフマー、維持神ヴィシュヌー、破壊神シヴァ。キリスト教では父なる神、子なる神、聖霊なる神。
宇宙神ロゴスの宇宙におけるお仕事に七柱の司神方が関与される。この方々を『七宇宙惑星司神』といい、いずれも宇宙神の御性質の化身である。宇宙のあらゆる星々(その一つ一つが膨大なる進化系の中枢である)は、これらの七柱の司神方のいずれかに属し、ある意味ではその御生命の表現である。それはちょうど七柱の惑星司神が宇宙神という唯一生命の表現であるのと同じである。
この膨漠、荘厳なる宇宙生命の中に、われわれの太陽系の主である、太陽司神がまします。太陽司神は一個の星として、また無数の星の中の一系統の主として、その父なる星(前記の七柱の偉大なる星の一つ)の中に「生き、動き、かつその本質を有する」。同時に彼は宇宙神の生命と光と栄えとを直接に反映する。この太陽神こそが、われわれ人間にとっての当面の神なのである。後述によって明らかになるように、実はわれわれ人間は太陽司神に根差しているのであり、われわれの本質は彼、太陽司神であり、父なる太陽司神は子なる人類のその本性の展開を、父なる神の御許へ帰り来たる日を、辛抱強くも待ってい給うのである。
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富田勲の「月の光」僕は20代の頃これを飽きるほど聴きました。女神が降りてくる予兆を感じるシンセサイザーの美しくも不思議なしらべです。同じ曲はYoutubeにもあがっていますが、こちらの方が女神のような綺麗な女性の画像なので、こちらを選びました。
女神は降臨しましたか?僕のところには昨夜降臨しました。