KOSEIのブログ

自分の可能性をどこまでも

秘密結社の目的

以下アダム・ヴァイスハウプト著『イルミナティの新システム-全位階と装置の詳説』より引用します。

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秘密結社の目的

あらゆる秘密結社は、複数の人間を、その秘密を授けられた者のみが知る一つの目的へと結合させるものである。この目的こそあらゆる人間の結合体(結社)の端緒であり、最も本質的なものである。目的なくしていかなる人間の結合体も不可能であり、考えられない。

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上記著書には日本語訳がありますが、その中の『副島隆彦』先生による解説を見てみたいと思います。

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 イルミナティは今から約240年前の1776年に、アダム・ヴァイスハウプトにより、現在の南ドイツで創立された。今もなおその存在が驚愕をもってささやかれているヨーロッパ最大の謎の秘密結社である。

アダム・ヴァイスハウプトは、教会法の教授(神学者の一種)として、インゴルシュタットの町で28歳の時イルミナティを創立した。インゴルシュタットは、今のババリアバイエルン)州の州都ミュンヘンから北に100kmくらい行ったところにある都市である。

 イルミナティは当時すでに存在したフリーメイソンリーという、当時の技術者・職人や商工業者や裕福な市民、芸術家たちの自主的な団体に、さらに緻密な組織理論と厳格な会則を与える運動として始まった。フリーメイソンリーはヨーロッパ全土で12~13世紀頃から始まった。キリスト教会の教えに反発した商工業者たちが自律的に自然発生的に集会(ロッジ)を始めた。反教会の会衆の動きである。アダム・ヴァイスハウプトのイルミナティ運動は、フランス大革命の大嵐が始まる13年前、なんと、アメリカ独立戦争(独立宣言1776年)とまったく同じ年に起きている。このことは非常に重要な史実である。アメリカ独立革命も、ベンジャミン・フランクリントマス・ジェファーソンという、天才級のフリーメイソン会員の思想家によって達成されたものだ。

 ということは、当時のヨーロッパと北米の世俗主義キリスト教に支配されたくないという気持ち)の大きな運動が、ゆたかな市民階級を中心に激しく勃興していたことを示している。イルミナティフリーメイソンリーの運動は燎原(りょうげん)の火のようにヨーロッパの全ての主要な都市と、北米の諸都市にまたたくまに広がり、この時期に多くの支部を作った。私は、自分の歴史の見地として「熱狂史観」を唱えている。人間(人類)は、ある時、急に強烈な集団的な熱病にかかって、大きな宗教的・政治的な運動を巻き起こす。もはや誰も止められない運動となって、燃えさかる火として一気に広がっていく。日本にも御蔭(おかげ)参りの熱狂や、尊皇攘夷(そんのうじょうい)などがある。

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Fields Of the Nephilim : Psychonaut

https://youtu.be/dWpaq4onye8

「psychonaut」の意味は、(「psycho」は「精神」を意味していて) 「人間心理の内面を (自由自在に) 旅する内的宇宙飛行士」という意味です。