KOSEIのブログ

自分の可能性をどこまでも

中国面白体験記その1

じつは僕は中国とその他の国との間で交易のような仕事をしています。一番最初は遼寧省瀋陽という都市で(ここは旧・奉天)化粧品の会社をやっていたのですけれど、日本の大手化粧品は中国では大変に人気があるので、並行輸入をしていました。そのあと、大連(これは港湾都市で日本企業が多い)で日本との貿易を生業とする会社をスタートさせ。そのあと先ほどの瀋陽からクルマで1時間ぐらいのところにある「本渓市」という都市でまたまた会社を創りました。総計3つの会社を創設したわけですけれど、どれもイマイチでした。

よく言いますけれど(超大手企業以外は)中国へ進出しても、その99%が失敗しているそうです。この99%というのは、あくまで中小企業なのですが、無理もありません。じつはこれには理由があります。大体どの民族もそうですが、外国へ行ったときに日本人も自分達の習慣を押し付けます。それも日本は中国を日本よりも低く見ているところがあるため、なおさらです。そのわりに欧米崇拝というか白人崇拝を持っているのですね。面白いもんです、同じ人間同士なのになぜ上下があるのでしょう?

そういう意識で中国に接しているから中国人にも伝わります。中国人も反発します。これではうまくいくものもうまくいかない。あと中国人やヨーロッパ人、アメリカ人といった大陸性気質を持った民族は地面にセンを引いて国境を決めているようなもので、しょっちゅう侵略したりされたりの連続で、隙あらば相手の上に立とうとします。大陸性の人たちには生活を守るために当然の方法を採っているに過ぎないのです。ところが日本人は義を重んじる民族で非常に礼儀正しいですね。大陸性の民族には残念ながら通用しないのです。

この違いは中国だけではなくアメリカ大陸にも言えることです。アメリカ人の大雑把さ、そもそもがモンゴル系のインディアンを皆殺しにして奪い取ったアメリカ大陸なのですから、中国の模造品どころ騒ぎではないですね。アメリカそのものが他人のものだったのに。

さて話が広がってしまいましたが、中国で僕が経験した面白い話を時々ブログにアップしていこうかな、と思っています。

あるとき、中国の吉林省のにある白山市というところにミネラルウォーターの話で出張にいきました。白山市にはかの有名な「長白山」があります。真夏に行ったのですが、山のふもとは汗がにじみ出るほどものすごい暑さなのに山頂に行ったら凍える寒さです。この山は北朝鮮と中国の境界にあります。山頂は「天池」と呼んでいてカルデア湖状態ですが、寒いの何の・・・・・。

20150903125135 この長白山に登るためにふもとの安宿を取りました。そうとう早い時刻に山に行かないと間に合わないからです。

さて朝、僕たちは朝食の時刻になって一軒のレストランへ入りました。レストランといっても田舎の食堂という感じだったのですが、僕の好きな食べ物がなかったのでどうしようか、店を換えるか他のものでガマンするか、という選択を迫られていたときに、ふいに僕の長い付き合いの中国人のYさんがちょっとここで待っていて・・・、といっていきなり外へ。

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<Yさん↑↑↑>はてな?と思っていたのですが一緒に日本から同行した社長さんと一緒に所在無しに待っていました。15分も経った頃でしょうか、Yさん、何やらどんぶりをお盆に乗せて運んできました。わざわざ僕の好きなメニューをもってきてくれたのですが・・・、「え?どこから持ってきたの?」と聞いたら、なんと近くにある別のレストランで注文して持ってきてくれたのだそうです。

日本でも自分の欲しいメニューがないことはもちろんありますが、他の店で頼んで持ってきて最初の店で食べるって・・・・。最初の店の店主はなんともない顔をしています。まあおおらかというか、無秩序というか・・・・。

 

蒙古人という歌、

https://www.youtube.com/watch?v=9fy3RUOJiHA

腾格尔という人が歌ってます。

https://www.youtube.com/watch?v=2brV5NFaTH0&index=1&list=PL64I_I1big7LFsgVu7XtDxdp6N2sGxgX5

これは同じ曲を黒鴨子という女性三人グループが唄っています。