KOSEIのブログ

自分の可能性をどこまでも

日本人と中国人

日本人と中国人

僕はどんな環境にも結構簡単に馴染んでしまうといった特性があります。仕事上中国には頻繁に行きますが、比較的容易に中国に溶け込んでしまいました。それどころかいままで日本人扱いされた覚えがないです。中国大陸にいる中国人は例え相手が外国人であっても(特に同じ黄色人種なら)、中国語で話しかけてきます。なぜならば、中国人は自国にプライドを持っていて、相手が外国人でも(かもしれなくても)自国の言語の中国語で話しかけてきます。僕も自分に対しても日本人とは分かっていても中国語で話しかけてくるんだな、と思っていたのですが、どうも違うということにあるとき気が付きました。仕事の上で始めて紹介された中国人と話していたときのことです。僕は日本人のお客さんをお連れしていて日本人のお客さんとも日本語で話をしていましたが、にもかかわらず・・・。ひと通り仕事の会話が終わった後、次のような会話が交わされました。以下「中=現地中国人」「K=KOSEI」。

中:你的日语说得挺好!(日本語うまいですね!)

<<この人最初から僕のことを中国人であると思ってました。いつものことなので僕もあきらめていたので>>

K:还行吧。(まあまあですよ。)

中:你住在哪儿?(どこに住んでいるんですか?)

<<中国のどこに住んでいるのか、と聞いていますね。初対面の場合セオリーでは“你是什么地方人?(出身はどちらですか)”とか聞くのですが、このときは最初から住んでいる場所を聞いてきました。

K:我住在日本。(日本に住んでいます)

中:住在日本多长时间?(日本にはどれくらい住んでいるんですか?)

<<中国人で日本に長期出張している人もいますが、そういう人と思ったみたいです。)

その2

僕は以前中国の福州という都市へ出張で行きました。いま中国へ行くときは14日までならノービザOKです。なので中国滞在が15日以上になってしまうと、ビザ延長の手続きを取る必要があるのですが、結構費用が掛かってしまいます。そこで費用を安くする方法として福州の場合はクルマで2時間弱走れば港に着きますから、そこから台湾へ一回出国してから中国へ再入国するというテクニックを使います。港からフェリーで台湾へ行ってトンボ返りで(30分の台湾滞在)中国へ戻ります。そうするとわずかの費用でビザの延長が出来てしまう!

しかしそのときもひと悶着ありました。

以下出国管理の役人とKOSEIの会話一部始終です。役人は男女二人いましたが便宜上一人として書きます。以下「役=役人」「K=KOSEI」

役:从哪儿来的?(どこから来ましたか)

K:我是日本来的。(日本からです)

<<役人はパスポートの履歴を見ても日本からというのが見つからないらしく、嫌疑の眼差しでもう一度聞いてきた>>

役:从哪儿来的?(どこから来ましたか)

<<役人は明らかに疑ってましたね>>

K:我说从日本来的。(日本からと言いましたよ)

役:什么时候到中国?(いつ中国へ着きましたか)

<<入国のスタンプを見ればいいのに・・・・>>

K:6月2日。(6月2日です)

<<しかし僕はトランジット便ということを説明していなかったことに気がつきましたそこで>>

K:从东京到北京转达福州。(東京から北京へ行ってそれから福州にトランジットしてきました)

<<役人アアなるほどという顔-パスポート上の履歴も見つかったみたいで一安心。ここで役人決め台詞>>

役:你是中国人吗?(貴方は中国人ですか?)

K:我不是中国人,是日本人,但我的朋友常说我看不出来日本人呀。(いえ中国人ではなく日本人です。だけど友達からよく日本人に見えないヨといわれますよ。)

役:哈哈哈哈!(ハハハハ)

** 感想:最後の「ハハハハ」の笑いの意味が不明ですな。

じつはこういった例は枚挙に暇がありませんが本日はほんの一例を・・・・。