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中国面白体験記その22<中国の宴会>

<中国の宴会>  2016/02/24

 日本企業が中国へ進出して最初に泣かされる(?)のがこの中国形式の宴会です。「美味しそうなご馳走じゃないですか、ナゼ泣かされるのですか?」と思いますか?たしかに一流のお店で宴会は開きますから味は抜群に美味しいです。でも中国形式の宴会の内容を理解しておかないとえらい目に遇います。

 宴会というのはフルコースで来ますから、日本の会席料理もそうですが、やはり「順序」があるんです。まず最初席に着くと円形テーブルの上には、中国茶の急須と茶器、あとは料理用のお皿、そしてカボチャの種のようなものが小皿に乗って置いてあるだけです。しばらくはそれをつまみながら談笑。もうそのころは接待側がお店には注文を済ませてありますから、お料理の登場を待つばかりです。そのお料理ですが「菜→スープ→主食→デザート」といった順序でやってきます。「菜」とはいわゆるおかずであり、お料理の中心ですね。大体その地方の特色のある料理が出ます。中国の料理の種類は無限と言ってもいいぐらいです。料理法と食材の豊富さを掛け合わせると、その数は膨大なものになってくるのです。日本と違うところといえば、日本はお料理をおかずにして白米を食べますが、フルコースの場合は、白米は「主食」のなかに含まれます。もちろんリクエストを出せば白米も出してくれますが、やめておいた方が無難でしょう。なぜかというと、中国人の接待への考え方は、お客さんが出された料理を全部平らげてしまうと、お客さんはまだお腹がいっぱいになっていない、つまりまだ不満である、と考える習慣があります。その場合いくらでも追加で出てくるのです。

 さて次から次に色々な料理が出されてきますが、最初の4皿が揃うまでは箸をつけないとうような決まりがあります。その頃になると接待側の中心人物(大体社長)が挨拶を述べますが、だいたいこの内容は決まっています。「わざわざ日本から来てくれたことへの御礼」「これから仕事を成功させよう!」「では○○社と▲▲社のの繁栄と皆さんの健康を祈って乾杯!」といった内容です。

 さて宴会が進むうちに料理がさらの上に皿を重ねるほどのご馳走花盛り的な状態になることもあります。注文する皿の数は大体の目安ですが「列席者数×1.2」ぐらいです。10人の宴会なら12皿ぐらい。しかしこの一皿が日本の一皿に比べると実にデカイですね。それを回転テーブルに乗せて皆がすべての料理を味わえるように工夫されています。中国の宴会のテーブルは丸くなっていますが、これは人と人との縁(円)につながるため、円形になっているのです。そして日本の場合は各人別々の「お膳」で、各人ごとに食べますが、中国では皆で料理をつついて食べます。連帯感を強めるのでしょうか・・・。

 お酒は中国酒ですから度数が高いので注意が必要です。それも日本の場合宴会とはいえ各自でチビリチビリと飲んでいてもいいのですが、中国の場合は誰かが音頭をとり乾杯の発声をした時にタイミングを合わせて呑みます。あくまで連帯感を強調します。各人が他の人のところへ個別に乾杯をしに来ますからそれにも応えなければいけません。ちなみに中国では「乾杯」というと、すべて飲み干すこと、「半杯」というと半分、「一口(イーコウ)」というと一口だけ飲む、と言った区別が在りますから最初に宣言してから呑みます。日本の場合は「乾杯!」といって半分ぐらい呑んでおいても何もいわれませんが・・・・。

 とにかく料理が進むうちに、お腹がいっぱいになってきます。「菜+スープ」でお腹はパンパンです。もう入らない。そこでコースの次の「主食」になります。主食というのは炭水化物でできたもの、ご飯、うどん、そば、餃子等々です。お腹がパンパンの時に「さて主食は何になさいますか?」ときます。大体の日本人はここで「いやぁもう食えん」とおもいますね。でもこれは仕事の成否も掛かっているとなると、ムリをしてでも、「マアなるべく軽そうな、そば、にしとこうか」となるわけです。中国の宴会に関しては書くことは山ほど在りますが、あまり長くなっても・・・。要するに最初にいくらお腹が空いていても一気に食べたり呑んだりすると後が続かないということです。中国の宴会はある意味面倒くさいですね。もちろん普通の食事はこんなに面倒ではありません。

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< ランニング日誌 > 2016/02/24

今日のデータ:体重が昨日比プラス0.4kgの65.6kg、体脂肪率が昨日比マイナス0.1%の17.0%、筋肉量がプラス0.4kgの51.6kg。体重が0.4kg増えていると思ったら、筋肉量の増加分0.4kgでした。

昨日は走る前の股関節ストレッチで失敗したので、今日は控えめにしました。そのため走っている間の痛みは一切なし。今日は新たな試みにチャレンジしました。どこかのマラソン教室のビデオだったと思うのですが、「腕をしっかりと前後に振るように」というのがありました。そのほうが弾みがつくというのです。そこで今日は早速やってみました。僕は実証主義者です。腕を前後に、つまり肘をしっかりと後ろに引くという意味なんですが、確かに僕の走っているときの上半身は動きに乏しかったです。固まっているような感じで、腕もあまり動いていませんでした。最初は空手の「引き手」のように勢いよく引いてしまって、思わず自分でも笑ってしまいました、不自然この上なかったです。結局「振り子」のように、肩の部分が支柱になって腕を前後に、ですね。すると肩甲骨と腰のコンビネーションの時にも弾みがつくことがわかりました。腕がはずみ車になって。でもそこらへんを注意して走っていたら今度は腰が滑らかに動いてないことに気づき、腰も仲間に入れて、前半は何が何やらちょっと混乱しましたが、後半なんとなくまとまって来たみたいです。後半はこの走り方でやってみたのですが確かに弾みがついて速度は少し増すみたいですが、ふと気づくと呼吸が苦しい!あれ?と思うと、深い呼吸を忘れていました。すべてを取り込んでいくまでにはもうちょっと掛かりますね。でも焦る必要もないし。この部分は基礎的な部分で早いうちに矯正しておいた方がいいのでは、と思い今日チャレンジしたのです。

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