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中国面白体験記その29<中国の結婚式>

<中国の結婚式>  2016/03/02

 日本の結婚式は婚礼の儀が希望の宗教形式で行われます(神道/仏教/キリスト教)。その後に披露宴となりますが、中国では婚礼の儀は執り行われないようですね。まず披露宴会場から始まります。新郎新婦が参列者の前に出て、ひと言ふた言話をしたかと思うと宴会の始まり。また厳かにやる場合は、司会者がリードするのですが、新郎新婦が会場の後ろからしずしずと登場、キャンドルサービスや、ケーキカットも行います。新郎新婦の馴れ初めや、ラブストーリーを司会者が語ります。婚礼の儀にはあまり重点を置いていませんが、披露宴は大体日本のスタイルと近いですね。カラオケを唄ったり祝辞を捧げたり・・・・。

 大きな違いがあるのは、ご祝儀の渡し方。新郎新婦が各席を廻る時に現金をむき出しで、つまり札束をあげるのです。日本人の感覚は、どこか「お金はあからさまに見せない」ということが暗黙ですが、現金にたいする考え方の違いでしょうか?中国はお金儲けに執着することを隠したりはしません。なのでお金を渡すときも封筒などには入れないで直接手渡しですね。参列者の目の前で新郎新婦が出てきて新郎が新婦側のご両親に「結納金」を渡します。衆目のなかで結納金を渡すというのも、日本ならとてもできないことですね。このときは袋に入れてましたけど、中味の札を数えていましたね。ホント、オープンな国!

 あと披露宴会場まで行くときは、高級車をレンタルして街中を走ります。新郎新婦が乗った車が一番高級なクルマで、関連者は別のクルマで列を成して走ります。ひと目で婚礼の行列だと判るようにクルマには派手な飾りをつけています。花嫁の家に新郎が高級車で迎えに行き、新郎が新婦を抱きかかえて高級車に乗り込みますけども、その間も爆竹です。そこからパレードがスタートです。

 会場に到着すると空砲が鳴り響き、花火(おもに爆竹)が鳴り渡り、それはもう、春節のときのような賑やかさです。会場に到着すると花吹雪が舞い赤いカーペットの階段を登って行ったりしますが、ここら辺は新郎新婦の財力によりますので差が出るところですね。

集まる人数ですが、これも新郎新婦の実家の財力を誇示するところなので、目いっぱい人が集まります。中規模の式で300人ぐらいでしょうか。何年か前からトータルウェディングサービスの会社が盛んになってきて、衣装、先ほどのパレードのクルマの手配、写真、と何から何までやってくれます。なので、一部分の習慣の違いはあっても、大きな流れは今や日本と大差ないですね。

 この披露宴でも酒は「白酒」が出ますから、呑みすぎには気をつけましょう。僕は飲みすぎてトイレで転倒したという苦い経験があります。宴会が終わりに近づくと会場の係りの人が設営した舞台や書割りを客がまだいるにもかかわらず、ほこりを立てて片付け始めのには閉口しました。いい加減な国!

KOSEI

<ランニング日誌>2016/03/02

今朝起きた時から右膝が痛かったので、無理はせずに中止としました。