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中国面白体験記その57<中国の生活_食事篇2>

<中国の生活_食事篇2>  2016/03/31

中国料理というと、一般には「北京料理上海料理四川料理広東料理」の4種類ですが、これはあくまでも大雑把なわけ方に過ぎません。北京から見て東側に東北地方、東北三省と呼ばれる遼寧省吉林省黒龍江省がありますが、この一帯の料理は東北菜と呼ばれていて中国の中でも独特な位置づけです。僕がいた瀋陽遼寧省ですが、遼寧省には『遼菜』と呼ばれる料理が在ります。ではどのような料理が特徴的なのかといいますと、瀋陽に限らずですが東北地方はなんと言っても、まずは餃子です。中国で餃子というと「水餃子」のことを指しますが、さらに水餃子は「蒸したもの」「ゆでたもの」の2種類あります。日本の餃子は中にニンニクが入っていますが、中国の水餃子には入っていません。醤油と黒酢と刻みニンニクを入れたタレに浸して食べます。

↑もちろん上の写真のように焼いたものも在ります。これは餃子で通りますが、東北地方では日本の焼き餃子のような形式のものは、呼び方が違います(鍋貼といいます)。つまり餃子というと東北地方では一般的には上の2種類(ゆで、蒸し)です。

↑これがゆで餃子ですが、蒸し餃子とはセイロのなかに蒸された餃子が入って出てきます。注文の単位ですが個数ではなく(日本では個数ですね)、重さで注文します。1斤(500g)とか、2斤とか。

それでは餃子の他の東北地方の田舎料理をいくつかあげてみます。

↑これは発酵して酸味を帯びた白菜漬と羊肉を炊き合わせたものですが、僕がお連れした日本の方はあまり好きではなかったようです。日本人の味覚には合わないのでしょうね。酸味を帯びたにおいと味に抵抗感をもつ方が多いようですね。

↑山菜(たらの芽など)を特製味噌で食べます。ちなみに「たらの芽」ですが、日本のものよりもはるかに大きいです。また旬の時に当たればこの上もなく美味しいです。特製味噌ですが、各レストランあるいは各家庭によって様々なものが在りますが、瓶詰めでも売られています。以前一度もの凄く美味な特製味噌を食べたことがあるのですが、うかつにも銘柄をメモしておくのを忘れました!

↑鍋料理(の具)です。具は色々なものが在りますが全体的に量が多いですね。「火鍋」という看板があれば、そこは鍋料理のレストランです。海鮮の具、山菜の具と、多彩です。

↑糖酢排骨:排骨(あばら骨)を味付けしたもの。豚などの骨付きあばら肉(スペアリブ)を甘辛く煮たもののことです。

★今日のブログでは高級なレストランで食べる高級料理ではなく、一般のレストランで食べる料理を紹介してきましたが、実際に現地に行き味わってみてください。以上紹介したほかにも、瀋陽の田舎料理の中にはニワトリが全身そのまま入っている煮物とか、また蚕料理やカエル料理もありますが、日本人向けではないので紹介は控えます。

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