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中国面白体験記その58<中国の生活_食事篇3>

<中国の生活_食事篇3>  2016/04/01

そのほかにも、僕がとても好物である中国の「焼茄子」があります。この「焼茄子」は日本で食べる「焼き茄子」とはまったく違うものです。中国にも日本のものに近い茄子料理は在りますが、僕の好きな「焼茄子」は方形に切ってコロモをつけて油で揚げてから炒めたものです。中国ではポピュラーな料理ですが、ネットを初めとして色んなところで探してもナゼか見当たりません。「揚げ焼茄子」で検索しても説明は出てくるのですが、画像は見つかりません。そこで中国語「烧茄子」とやると、ちゃんとヒットします!

↑日本語で検索しても見つからなくて、中国語だとヒットする・・・・・やっぱり、日本での「焼茄子」と中国のとではまったく違うということが、これを見てもわかりますね。中国東北部に来て水餃子はもちろん美味しいですが、僕は「焼茄子」が一番好きな料理です。

↓あと、かなり甘いですが「拔丝香蕉(バースシャンジアオ)」という料理がありますが、これも僕の好物一覧表に載せたい料理です。

一見揚げ月見団子みたいにみえますが、これはバナナを揚げてその外側に飴をからめた料理です。水が入った小さなどんぶりと一緒に運ばれてきますから、飴が柔らかいうちに水にサッと浸して食べます。この料理の欠点は時間がたつと飴の部分が硬くなってしまい、にっちもさっちもいかなくなること。箸で切り崩そうとしても無駄です。そのような時はウエイトレスを呼んでもう一度暖めてくれるように頼みましょう。これのサツマイモバージョンが在ります。「拔丝地瓜(バースディーグォア)」といいますが、大学芋と似たようなものでサツマイモを揚げてその外側に飴をからめたものです。僕はどちらかというとバナナの方が好きです。バナナとサツマイモ以外にも何種類かあるようです。

↓これは日本でも有名な「揚げパン」です。中国では「油条(ヨゥティアォ)」と呼んでいます。朝の中華版ファーストフード店で食べたり、ちょっとした携帯食的に食べたり、かと思えばレストランのコース料理のなかに出てきたり、ヤムチャのなかにもあります。様々な場面で食べられていますね。

↓これも日本ですっかりお馴染みになった「包子(パオズ)」と「饅頭(マントウ)」ですが、揚げパン同様登場場面は多いです。ふたつとも丸くて白い塊ですが、なかに何も入っていないパンのようなものが「饅頭」で、なかに肉やら何やらが入っているのが「包子」です。このふたつは、揚げパン同様登場場面はとても多いです。市民が軽い朝食をとるファーストフード店で、普通のレストランで、それも専門店も在るほどです。

これが包子(パオズ)です

ところで、今日はちょっと変わった料理を見てみたいと思います。中国では滋養強壮として捉えている食材があります。薬膳料理というものがありますが、滋養強壮効果の高い食材をつかっています。いずれも根底にあるのはご存知「医食同源」の考え方。つまり美味しく食べながら体も丈夫になってしまえ、ということです。薬膳というか、滋養強壮の食べ物はかなりの数と種類になりますから、とてもこのブログで紹介はできません。幾つか例を挙げてみます。蟻団子、サソリ、牛のペニス、タツノオトシゴ、犬肉、蚕(カイコ)の蛹(サナギ)、ヘビ、トカゲ、カエル・・・・、いずれも日本では「ゲテモノ」扱いされているものですが、解毒作用が高かったり、体を強健にしたり、といった漢方薬として捉えられています。実際市販の強精剤や強精料理のなかで高価なものには、このほかにも特別なものを使います、例えば『雄蚕蛾(ゆうようが)』、『人中白(漢方薬)』。料理としては『ミンクの強精料理』等々・・・といった強烈な強精作用を持ったものがつかわれていますが、今挙げた様々な材料も多く含まれています。実際に高価な強精作用のある成分を含んで無くても、街中のレストランで気軽に注文して食べるだけで、安く丈夫な体を維持できるのです。

精力剤で有名な「蟻力神」という製品は蟻酸を使っています。僕はだいぶ前ですが社長と会って話をしたことがありますが、社員全員に飲ませているといっていました。確かに全員きびきびとした動きでした。また「三体牛鞭」という精力剤も有名ですが、これは牛のペニスを使っています。鞭とはペニスのことです。

このように中国では日本で「ゲテモノ」扱いされているものが市民権を得ています。日本人は体力が弱い、外国ですぐお腹を壊すといったのは、淡白なものばかり食べている食べ物に原因があると思います。僕も日本人ですが、中国滞在中は上に挙げたもののうちトカゲ以外は常に食べていました。おかげさまで不衛生な中国で生きながらえてこられたのだと思います。お酒の呑みすぎでつぶれた以外はお腹を壊したとか、体力が続かないといった状態には陥りませんでした(肺炎はやりましたが)。上に挙げたものはついつい引いてしまうものばかりですが、勇気を出して是非食べてみてください!新しい世界が開けてきます!

KOSEI