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中国面白体験記その65<中国文化:道教の世界002>

<中国文化:道教の世界002>  2016/04/08

僕は中国某所にある道教の寺院(道院といいます)に通い詰めたことがありました。数ヶ月でしたが。そこで、僕自身が望んだわけではなかったのですが、知り合いになった道士のかたの計らいで(というか道長にかけあってくれて)、なんと道教道士の証書を戴いてしまったのです。僕は確かにこういった方面には人一倍の興味は在りますが、数ヶ月でこのような証書をもらう資格は在りませんといってお断りしたのです。すると道長は、「あなたは確かにこの道教寺院に来てからは数ヶ月かもしれないが、これまでに別の道で修行をしてきている。またあなたは前世でも修行をしてきている。だからあなたに授けるのです。しかし仮証書だと思ってください。これから本気で修練の道に入ってください」といわれましたので、そういうことでしたら、ということで有り難く戴きましたが、僕はあくまでも名誉職的にかんがえています。人生上の良い思いでです。

ただし、今まで確かに僕は密教の修行をしたり、西洋魔術の修行をしたりしてきましたが、この道院長にはそれらのことはひと言も話していなかったので、さすがだと思いました。では、前世はといいますと、これは僕の別のブログでも書きましたが、もういちど書きます。ある日別の道士に僕自身の過去・現在・未来を透視してもらいました。現世での動きは驚くほど適格でした。では前世はどうだろう?と思い、前世透視をしてもらいましたところ、僕は前世では天界にいて神官を務めていたとのことなのです。たしかに僕の生まれた家系は道教ではありませんでしたが、ほぼ全員がクリスチャンです。中には聖職者もいます。現に僕の従姉妹は聖職についています。と、そこまではよかったのですが、「あなたは天界でなにか悪事を働き天界から追放されました」ときました。え?孫悟空みたいに桃を盗んだ?何をしたのかはウッカリ聞き忘れましたが、とにかく僕は天界から追放されたのですが、しょうがなく地上に、この人間の世の中に生まれてきたかったのですが、なかなか果たせず「中有」に長年うろうろしていたとのこと。ある日観世音菩薩が地上に照射する白い光に便乗し、地上に降り立ったそうです。

夢のような荒唐無稽な話ですが、どこか僕は納得できる部分があることも確かです。道教もそうですが僕は中医薬大学で「気功・整体科」というところで気功を勉強していました。以前は東京都内のカルチャーセンターで気功法の講師として気功法講座を受け持って何人かの生徒さんを教えており、また僕が北京で師事した先生は外気功(外気治療)で高名な気功師であったため、時々簡単な病気の治療も行ったりしていました。外気治療とは体の外側から気を送って、患部を治療する技術です。しかし僕の気功法教室では別段外気治療をしなくても、ちょっとした胃潰瘍ぐらいなら錬功(気功の練習)だけで、治癒してしまいました。一種の運動療法ともいえます。

「手のひら治療」というのが一時はやりましたがあれと原理は似ています。そこで誰でもできる「気の放射」の方法をご紹介します。

手のひらには気が出入りする穴がありますから、まず、その場所を見つけることです。それは手を軽くグーにして握ってみると、中指の先が当たる場所がありますが、↓↓

ここは「労宮(ろうきゅう)」というツボで意識を集中しやすいポイントです。気功師が手のひらから気を出すときは大体ここから出します。まず最初は自分の左右の手のひらを少し間隔をあけてキープする。そして労宮に意識を集めていくと、労宮がチリチリする感じや暖かくなる感じがしますから、その感覚をつかむ練習をしてください。

次に誰か仲の良い友達に協力してもらいましょう。その友達と向き合ってお互いに一人は両手のひらを上に向けて、もう一人は両手のひらを下に向けて間隔を少しあけてあなたは労宮に意識をかけてそれを相手の友達の労宮に向けて発射するようにイメージします。

そこで相手の友達に、手のひらにいつもと違った感覚がなかったかどうかを聞いてみてください。相手の手のひらにいつもと違った状態が出てきたら成功です!あなたの手のひらからは気が発射されています。もしもあなたの周囲に何かしらの疾患で弱っている人がいたら、その人の患部に向けて意識的に発射するのです。効果が出るまでこれを繰り返してみてください。疾病の重度にもよりますけど、何かしらの効果は出るはずです。

KOSEI