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中国面白体験記その69<中国文化:中国の朝>

<中国文化:中国の朝>  2016/04/12

中国の街中は都市部は皆クラクションの音がけたたましいです。しかし昼間はけたたましいクラクションの音も明け方はさすがに静かです。また昼間は汚染が甚だしい北京や中国東北地方部の空気も朝方は(いくらか)清浄に感じます。まあ感じるだけでなく実際にきれいなのでしょう。僕はここ1年ちかく中国との大きな交易が発生していないので、中国へは行っていませんが、日本の朝はやはり静かで空気は澄んでいます。じつは昨年の11月に友人から勧められて朝のランニングを始めました。別に朝でなくてもいいのですが、やっぱり朝の空気の中を走るととても気持ちがいいのです。途中から膝を壊したため今はランニングからウォーキングに切り替えていますが、やはり朝の空気の中を歩くのはきれいな空気を肺に取り込むことが体を活性化するような気がするのです。

僕は以前気功法を練習していたころは北京の公園で朝早くグループで気候の練習をしていたのですが、残念ながら写真がどこかに隠れてしまいました。しかし気功の先生の道場の内庭で仲間が練習をしている光景の写真がありました。↓↓ここに映っているのは気のおけない仲間ですので、御顔にぼかしは入れませんでした。

この道場は北京の西側のハズレにあるので、周囲も田舎で静かなところです。まるで中国の武術映画の舞台になりそうな地域なんです。一口に北京といっても広いので、このような辺鄙なところまで来てしまえば空気汚染からも逃れることができるのですね。気功法のコツは一定のリズムで流れるように体の中に気をめぐらせていくことです。気血の流れがよくなると体もあったまってきます。

朝早くおきて外へ出ることのメリットはこの日本にいてもある、ということを最近知りました。ランニングを始めたのは冬場だったので、朝早いと周囲は暗く家に帰って来るころも暗いです。しかし今頃4月頃からは帰り道がちょうど日の出にあたるのです。歩いていると道の彼方から真っ赤な太陽が昇ってきて、徐々に上昇してきて、ついにはあたりを一面に照らすほどにもの凄い光を放射します。このときは感動すら覚えます。気功法では気功を練習することにより体の中に「陽」の気をつくりあげますが、太陽はそのままがズバリ「陽の気」なんですね。古代の人が太陽を信仰したのが理解できます。やはりもの凄いパワーです。

功法の中にも「太陽功法」というものがあるのですが、きっと、何とか太陽の陽の気を受肉したいという想いからできあがった気功法なんでしょうね。

そこへいくと、中国東北地方の重工業地帯の空気は本当に重いですね。僕が住んでいた瀋陽から高速で40分ぐらいのところに「本渓市」という都市があるのですが、この都市は鉄を採掘しているだけあって、空気そのものが重く粉塵が舞っています。その汚染されたくうきのため喘息患者が多いのです。しかしこの本渓も田舎のハズレの方にいくと湖や緑が豊富で漢方薬が主幹産業の一つでもあるくらいです。市の中心地ではなくこのような場所をランニングしたいですね!

ちなみに気功法愛好家は知的なインテリ層が多いです。

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