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魔術実践記★ティアマートの魔導書 2-3 補足&体験談

補足項目と体験談

 

BOOK2 003までで、儀式に必要な様々な道具や心構えに関しての説明は終わりです。次のBOOK2 004から「開始の儀式」の記述が始まります。

BOOK2 004では、ドラゴンの呼び出し→ティアマートの召喚→瞑想という順序で進んでいきますが、BOOK2 005から順次、各11柱の悪魔の召喚が始まります。ここで注意が必要なのはかならずティアマートの召喚を最初にやるということです(毎回という意味ではないです)。その後に11 柱の魔神の召喚を手掛けてください。

実行を志す方は、夫々の方の過去の経験もあるでしょうが、まずはこの魔導書に書いてある通りに行ってください。その後自分のスタイルを取り入れてもいいと思います。例えば、逆五芒星形等の配置はこの魔導書には書いてないですが、御自分がなんとなく逆五芒星形がないと落ち着かないというのであれば、通常のポジションに配置してかまいません。僕もルシフェリアン魔術の形式を取り入れています。

必要な物に関して:この魔導書に書いてあること以外にも僕の体験から必要と思われるものを補っておきます。また、この魔術に慣れていない方にとっては茫漠としたものがあると思いますので、僕の体験談をお話しします。

 

補足事項と僕の体験談:

補足事項

1)祭壇の向きは北側とあります(魔術師は北側の祭壇に顔を向けることになる)。しかし絶好のポジションが確保できない場合は多少はズレてもいいと思います。僕の祭壇も東北向きです

2)キャンドル/黒あるいは赤、黒だけか赤だけ、または両方とあります。僕は黒のキャンドルを使っています。補助として白い通常の(仏具屋さんで売っている)ローソク

3)香:1.煙の量、2.燃焼時間、3.匂いの3つが主な判断基準です。煙の量が多いという意味では「樹脂(resin)系」が向いていますが、その中でも僕はフランキンセンス香(Frankinsence Tears/フランクの香Frank-Insence)を使っています。煙の量もさることながら匂いも重要な判断要素です。他の樹脂系の香はちょっと匂いに問題があったりします。その他にも「Celtic Blend」という商品名で販売されている香がありますが、これもおすすめです。4種類のresinがブレンドされています。また「ドラゴンの血」という香も手元にあります。これは匂いがいいです。燃焼時間もそこそこ。

4)剣:僕の剣は手作りの剣です。金物屋で買ってきた純粋な「刃」の2枚抱き合わせた非常にゴツイものです。もちろん普通のアサメも持っていて使い分けています。

5)ブラック・ミラー:これはソロモン王の魔術で三角形の中に置く丸い円形のブラックミラーと役目は同じです。アクリル板を黒スプレーしたもので充分です。

6)ボウル:シジルを焼くときに使います。魔術グッズの販売会社で買うと非常に高いです。僕は100円均一で買いました。

7)その他アクセサリー:その他といってもこれらは自分の意識を変性させるための雰囲気づくりには必須です。ドクロ、イメージ画、エレクシル、鈴(ヒンドゥー)etc....術者のオリジナルです。

*使っているエレクシルは、フランスの「ELIXIR VEGETAL」。僕が作業をしているのは、このようなシンプルな祭壇です(以下の画像を参照)。

注意:上の画像でのキャンドルは黒と白の2種類を使っていますが、呼び出す悪魔によってはここに赤いキャンドルが加わります。

儀式の流れ

僕はこのティアマートの召喚を何回か行っています。そしてごく最近ですが、その子供である11柱の魔神のうちの1柱を選び、召喚を行いました。

僕自身の術式の流れですが、まずルシフェリアン魔術の「カインの召喚」をおこなう。これはソロモン王の魔術の「五芒星の小儀礼/大儀礼」と形は似ています。また、時間的な置かれている位置も似ていますが、その目的はまったく違います。なぜなら、通常言われている「魔を防ぐ/浄める」のではなく、魔を強く呼ぶために加勢を頼んでいるのです(僕の勝手な解釈ですが)。

詳しくはBOOK2 004以降に詳述してありますが、自分の血でシジルをなぞるところから儀式は始まります。その後悪魔への呼びかけを行うことにより、ブラックミラーから悪魔がこちらの世界に入り込んできます。そのためブラックミラーはある程度の大きさが必要です。

 

要注意:

自分の血を提供することによって、魔術師の生命力は落ちます。それを補うために生き物の血を使うことをこの魔導書では勧めています。さきほど僕は「魔導書に書いてある通りに行って」といいましたが、悪魔の中には「生物(動物です)の生贄」を要求してくるものもあります。この部分は学徒自身の判断にお任せします。僕はペットが好きで(飼っていませんが)、生き物を殺すことには抵抗を感じますので、生贄はパスです。また、屠殺後間もない動物の死骸というモノも先進国では容易に入手できません。とはいうものの生き物の生体とその血液には大きなパワーが含まれていることは確かであると思います。結果的に自身の血液を使うのがその中間の妥協点ということになります。自分自身の血液を使うだけでも大きな効果が見られます。しかし、自分自身の生命力の落ち込みを防ぐために僕は、儀式を行っている期間中は通常時よりも特殊なサプリメント等を採ることによってカヴァーしています。

 

*** なお自分の血を採る場合は、「個人用採血セット」が廉価で販売されていますので、ネット検索してみてください。各人の好みにも依りますが、僕は「ニプロ株式会社」の製品を使っています。指先から採血するのですが、瞬間チクっとするものの大きな痛みはないので安心して利用できます。採血の後は消毒をして雑菌による感染を予防します。

 

鏡(ブラックミラー)の中を覗き込み向こうの世界とコンタクトを取る作業がありますが、そのときには目に力を入れる必要はないので、リラックスして自分が疲れない状態で鏡を見ます。すると自分でも予期しなかったものが見えてくることがあります。僕の場合は毎回ブラックミラーの中に悪魔の像を確認します。現れる色は薄いブルーの炎とともにか、あるいは真っ赤な炎と共に、蛇体をうねらせた悪魔です。

魔導書の記述通りに行えば、悪魔が鏡を通じてこちらの世界に出てきます。霊的な視力のある方はこの悪魔を、3次元の世界のモノと同様に見ることができますが、霊的な視力がない方は普通に見ていたのでは見えません。でも香の煙が瞬間的にドラゴンに見えたり、儀式中、キャンドルの蠟がいきなり妙な形で流れ落ちてきたりします。また、儀式が終わった後にはかならず体調に変化をきたします。幻覚や幻聴が起きたりします。意識が何らかの変調をきたしているためです。

僕の場合、特に自分の血液を使った場合には顕著なものが現れます。

話し声や時には僕と誰かが対話を行っていることに気付きます(寝起き寸前が多い)。

また小さな昆虫が時々机の上を歩き始めます。なぜこれが幻覚かというと、ティッシュを出してつぶすのですが、ティッシュの中からは何も出てこないのです。いちど、ゴキブリぐらいの大きさの虫(ではなく黒い影であって形はない)が音響をともなって瞬間白い壁を走ります。殺虫剤をかけますが反応は一切ないのです。しかしよくよく考えると1秒ぐらい瞬間的にあらわれるゴキブリなどはいません。テレポーテーションそのものです。

⇒僕は魔界の低級霊(下っ端の悪魔)が入り込んできていると解釈しています。

物が動く音が多くなります。

体調/僕は体中が何かに締め付けられるように激痛が走りました。ほおっておけばいつまでも続きそうなので鎮痛剤を飲んで抑えました。僕はGOETIAはかなりの回数をこなしており、昔から魔術が終わった後は自分の身体がフワフワとしてマユにくるまれているような感覚に襲われますので、車の運転などはしてはいけません(危険です)。

外へ出るとおおよそ5メートル後方の上から呼ばれたこともありました。普通の日本語ではなかったです。僕も仕事がら英語と中国語は話せますが、そのどちらでもなく、言葉というよりもうめき声のような呼びかけ声でした。

その他の影響:

周囲の人が活気づいてくる:特に僕と関係が深い人が元気になってきます。また僕の本業の方も活気づいてきます。

*リハーサルの重要性:いきなりぶっつけ本番で儀式を始めるのではなく段取りをまとめて事前に何回も何回もリハーサルをしたほうがスムースに儀式は進みます。リハーサルの回数が多いほど、失敗の回数は減ります。その意味においては最初から血を使った儀式は行わないほうがいいでしょう。

黒魔術師を志している魔術学徒の修練度合等の各人の条件がそれぞれ違うので、何とも言えませんが、以上は共通の注意点です。

今後また思い出したことがあれば更新します。

KOSEI