財産放棄の戒律
財産放棄の戒律(新時代の共同体-85-より)
各有機体は特別なエネルギーによって動かされていますが、基本的な努力の精確な方向を突きとめる必要がある。
あるとき、財産放棄の戒律をどのように理解すればよいかと、弟子たちが釈尊に尋ねたそうです。
一人の弟子がすべての物を放棄したあとも、釈尊は所有物のことについて叱り続けました。
しかし別の弟子は物に取り巻かれたままの状態だったのに、咎めを受けませんでした。
所有感は物によって計られるのではなく、思いによって計られるのです。
まさしく共同体は、意識によって受け入れなければならないのです。
物は持っていても、所有者でないということもある。
進化は法にかなって展開するという望みを師匠は送られる。
自分の意識を解放した人たちを師匠は見分けることができる。
そのように釈尊は言われた。そして放棄は思いの浄化なので、一般に所有について考えないように求められた。
浄化されたチャンネルを通してのみ基本的な努力は進展することができる。