KOSEIのブログ

自分の可能性をどこまでも

モンタギュー卿逝去

僕の友人であり、恩師である方がいます。

この方は日本人なのですが、じつは今日本には住んでいなくて、英国に住んでいます。そして、英国の高級貴族と30年近くにわたる長い交流をされている方で、その高級貴族の御名前はモンタギュー公爵という方です。

そのモンタギュー卿が先月の末に逝去されました。

BBCニュース:http://www.bbc.com/news/uk-england-34106225

クラシック・スポーツカーニュース:http://www.classicandsportscar.jp/news/2015/09/03/101162/

====モンタギュー卿を偲ぶために私の友人からのメールより転用いたします。モンタギュー卿は非常に親日家であり、私の友人とモンタギュー卿とで「日英親交会」という団体を作り、活動を始めました。僕自身はモンタギュー卿にはお会いしていなくて、近々にも紹介していただけるということだったのですが、非常に残念です。また日本国内の有力者の方ともコネクションは付けてあり、これから、というところで・・・。

日英友親交会:http://ajfea.info/index.html

今日のブログでは、この「モンタギュー公爵」という方を簡単に紹介させていただきます。今回逝去されたのは「エドワード・ジョン・バリントン・ダグラス-スコット-モンタギュー」という長いお名前の方です。

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歴史的に見ても異例な十五世紀以来のかつては英国副王の家柄であり英国カソリックの総本山であった世界的な真性高等大貴族であり、英国憲法に定める永世貴族の家柄であり続けているモンタギュ家の藩主。

現在の英国王室のロンドンバッキンガム宮殿は、実は元はモンタギュ宮殿であってそれを現王室の御先祖に分譲したのもモンタギュ公家でしたし、世界産業革命発祥地マンチェスターという帆船蒸気船時代の大西洋側に面する新大陸北中南米への航路玄関口である港湾市リバプールビートルズ誕生の地)のあるランカシャー(州)一帯も、かつてはモンタギュ公家の管轄領地でした。

日本との関係/幕末から明治時代にかけての日本英国を結んでいた海上航路を往復した英国人、そして日本人が多く居たことを忘れてはならないのです。そして人の運行もさることながら物資や産業革命の産物の技術機械の対日運搬でした。これなくしては、日本の近代化はもっとずーっと遅延してはずです。とにかく15世紀以来のかつて英国副王位にモタギュ公家の御領地内のソーザンプトン港湾市は英連合王国対日貿易の唯一の玄関口であったのです。その隣接するポーツマス港湾市は東郷平八郎が留学した航海学校のあった所です。

約30年前のモンタギュ公は実に元気で溌剌としたな行動家で、科学工学技術には特別関心が深い人物でした。大変な親日家でありました。その点マーガレット・サッチャー首相と共通点がありました。英連合王国の王室や高等貴族は世界の王室や貴族の中でも別格な歴史と特殊性というか特異性を有しています。

かつての中世からのヨーロッパはカソリックキリスト教バチカン総本山の下に大中小の国ごとに王室があり、いわば戦争か政略結婚で合従連衡の政略的地図が塗り替えられて来ました。もっと日本人に分かりやすくいうなら日本の戦国時代と似ていたと思って下さい。

その中の最たるもはイタリヤのメデイチ家とハプスブルク家があげられます。今でこそフランス料理というが、料理がまずい地方のフランス王家がメデイチ家から嫁を貰うまでは食えたものではなかったのです。メデイチ家から嫁入りする時、40人近い料理人と菓子職人を連れて来た話は有名です。

11世紀バチカンに選ばれたもとスイスの田舎貴族に端を発するハプスブルグ家は、メンデルの法則を知らなかったので近親結婚で王位を保持せんとして来たが、白血病などの障害がでてきて、第一次世界大戦までで、王位断絶降板宣言をして,自己廃絶になりました。

英国のカソリック総本山であったのはモンタギュ家でした。エリザベス一世女王の父ヘンリー八世が、公私双方の理由からバチカンに対しプロテスタント運動を起こしました。その時英国王ヘンリ八世と、モンタギュ副王は対立し、領土財産没収されて政治犯としてロンドン塔に閉じ込められたが、大金を支払って領土財産を取り戻して釈放され復帰しました。

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長くなりますので、ここら辺でおしまいにします。

私とその友人が推進しています「日英友親交会」のサイトへお越し下さい。↓

http://ajfea.info/index.html

上部のタグのなかに「署名」というのがありますので、そこへ入っていただいて、そして署名をいただけますと幸いです。

 

KOSEI