KOSEIのブログ

自分の可能性をどこまでも

サナート・クメラ

<サナート・クメラ> 

以下三浦関造著「神の化身」より引用

地球が創造されて以来、世界の霊王は、相次いで三度変わった。サナート・クメラは第三回目の霊王で、シャンバラに住む。そこは嘗て中央アジア海に於ける島であった。サナート・クメラは他のクメラ三名と共に、アデプトたちの中、最も偉大な存在で、時としては火の霧の子といわれ、人類とは進化過程を異にする。その御姿は人間と同じだが、その身体元素は、人間のそれと異なり、永遠に変化しない。食物をとらず、幾百万年経とうとも変化を来さない。

彼と共に在る三名のクメラは、仏陀と同じ精神的水準に在って、サーナ、サナーカ、サーナンダナとよばれる。サナート・クメラを助け、また人類が遠い未来に於いて、水星を占領する時、三位一体の霊王となる。

この驚くべきサナート・クメラが650万年前、レムリア大陸(註。太平洋の大部分を占めていた大陸)に住む人種を進化せしむべく、金星から天下った(あまくだった)時の光景は以下のようであったという。

レムリア大陸の北斗星がまだ健全で、大新月の形した陸地がマダガスカルをを含めて赤道に沿い、蜿蜒として拡がっていた時のことである。今のゴビ砂漠全体を占めていた海は、北ヒマラヤの巌山を岸として浪立っていた。その折、地球史上の最大戯曲が演出される準備が出来ていた。これが焔の君たちの来訪となる。

月の神と、第三根本人種(レムリア人種)の守護神・摩奴(マヌ)は、人類を進化せしめて、知性の芽立ちを早めんがため最善をつくした。この時、獣類が進化して人間王国に移住して来る門戸が堅く閉ざされた。今から650万年前のことである。この大事変こそ、人類史上の一大エポック・メーキングであった。

その時、測り 知るべからざる高所から、殷々轟々(いんいんごうごう)とうなりをあげ、燃え輝く火に包まれ、大空に焔の舌を発するが如く、霊火の子たち、即ち金星からの焔の君たちの 天車が閃めきいでた。それが白島の上を漂うて、そこに天下った(あまくだった)のである。白島はゴビ海の懐にほほゑむ島で、常緑(とこみどり)に四時の花咲き香る島だった。かくて地球は 最も美わしい土地に天下った霊王を迎へた。(註。最古史ザーン参照) 
 ここに永遠無垢の若いサナート・クメラ(上行菩薩)が地球の統治者として現われ、クリヤ力(クリヤりき)を以て栄光の体をまとう30名のアデプト(超人)たち と共に、最初のハイラーキー(統治機構)を創立した。一本のバンヤンの木が枝を出すように、この時から後世のアデプト(超人又は大師)たちが現われるよう に なった。

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