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中国面白体験記その59<中国の生活_風景1>

<中国の生活_風景1>  2016/04/02

僕は中国に仕事の関係で滞在していて、中国各地を飛び回っていました(飛び回るというほどではなかったですけれど)。中国へ行く前はどうだったかというと、日本各地をやはり仕事の関係であっちこっちと旅をして廻っていたのです。北は最北の北海道は稚内。南は最南・九州鹿児島&北九州は小倉市、四国は丸亀&徳島、その他中国地方、中部地方北陸地方・・・・。東北地方は北海道に行く時に、むかしの「青函連絡船(いまはない。青函トンネル」に乗るために函館に降り立ったぐらいで、その他の東北地方には行ったことがありません。このうち北海道が一番多かったですね。あの広大な大地はどこか中国大陸を思い出します。でも不思議なもので、僕は本来旅行嫌いなのです。出不精というかなんというか・・・。特に観光旅行などは「大」の字がつくほど嫌いです。なので、日本国内でも各地に行きましたが観光地には自らすすんで赴いたことは一度もありません。誰かに誘われたときはイヤイヤお供しましたが。大体札幌に行ったら「時計台」見なくちゃ!という人の神経をどうしても理解できないのです。或るときどういうわけかこの「札幌時計台」を、誰かと一緒に見に行きましたが、時計があっただけでした。僕はあまりこういった感性に乏しいのでしょうか。いろんな方が大事なお金を使って「時計」を見に行っているというのが理解できません。観光客は乗せられているか!バカ丸出しに思えてしょうがないです。洗脳の恐ろしさを思い知りました。

僕は国内でどんな仕事で各地を廻っていたかというと、「ダンサー」です。時々は金粉ショーというケッタイなものもずいぶんやりました。金粉ショーではTV出演もしました。たしかイレブンPMという深夜番組だったと思います。何10年も前の話です。

話を中国の風景に戻しましょう。上の写真はネット上で見つけたフリーの風景画です。赤峰市(せきほうし)とあったので選びました。じつは僕は赤峰に友人がいます。いちど訪ねて行ったことがありました。赤峰市とは内モンゴル自治区の一都市です。日本からの経路ですがまず国際線で大連に飛びます。そこからただひたすら列車です。15時間もかかりました。もちろん寝台車です。中国の列車は物盗りが多く物騒だと聞いていたので、友人とコンパートメントをとって移動したのです。15時間同じような風景を見ているのは本当に疲れますね。もちろん夜は外は真っ暗ですが、朝おきて外の風景がどこか変わっているかな、と思って車窓の外を見ても昨日の風景と「まったく同じ」なのです!誰かがこっそり映写機でも回しているんじゃないかと本気で思いました。頭が変になって・イヤ麻痺してきます。

ようやく駅について外へ出てタクシーを拾います。タクシーの初乗り料金、なんと4元(今のレートで70円くらい)!あの当時でも「うわぁ~初乗り安いなあ!」と感心したものです。しかしボロいことこの上なく、走行時の衝撃がモロにお尻に伝わってきて、これもまたまいりました。中国の国内旅行は体力勝負です。赤峰市とは赤い土で出来た山があります。友人に案内されたのですが本当に赤かったのでびっくりしました。友人の家はまがりなりにもキレイとは言いがたい家でしたが、それでも僕のことを温かく迎えてくれた気持ちに僕は嬉しくなりました。でもその友人の実家の周囲を見渡すと、本当にレンガだけで建てられている家屋が結構あって、なんか悲しくなりました。「日本って結構裕福なのでは・・・」とも思いました。僕は長男のお土産に本物の「馬頭琴」を買いました。中国でもこの楽器の人気はイマイチらしいですよ。しかしとても美しく悲しい音色を奏でます。いちど聴いてみてください。ネットで検索すれば何件かヒットするでしょう。美しい音色は貧しいところからしか生まれないのでしょうか?そういえば美しい蓮は汚い泥の池に咲くとはよくいわれますね。長男は学校に持っていったところ担任の教師がすっかり感服したそうで、学校に少し貸してくれないかと頼んできたそうです。長男は「ハナ高々」だったそうです。

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