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中国面白体験記その102<中国薬膳08/肥満に効く食養法2>

<中国薬膳08/肥満に効く食養法2>  2016/05/19

太りすぎに効果がある食養法その2

なぜか僕は人生で大きな食あたりを2回もやりました。昨日書いた事件がその1だとすれば、今日はその2です。

これも僕が20代の頃でしたが、僕はお金が無くて4畳半一間のアパートに住んでいました。「武士は食わねど・・・」ではないのですが、働くことを好まなかった僕は、とにかくお金は持っていなかったです。朝はパン屋へ行って捨てる「パンの耳」をただでもらってきて(*最近はお金とって売っていますね)、部屋でフライパンで砂糖をまぶしてラスク状にして食べる。昼は食べません。夜なんですが、米だけを買っておいて鍋でコメを炊きカンズメを買って置き一日に半缶、つまりカンズメを全部食べないで半分残しておいたわけです。

ではなぜ働かなかったのか?自分より上に人がいて偉そうに指図されることが嫌だったからです。若い頃は僕も極真空手マンだったので、バイト先のヤツとは常に傷害罪寸前でした。

このような状況だったので、僕は友人の家に「ただメシ」を食べによく行きました。宿泊付きで。もちろん友達ですからお金は払いません。それにしてもその友人の家に行くまでの電車賃もぎりぎりだったのです。

ある日あれは真夏の盛り、カンズメを例の如く半分空けて半分残しましたが、にわかに友人の家にただ飯を食べに行きたくなり出かけてしまいました。4日間ほど我が家(4畳半)を留守にしたのですが、当然冷蔵庫などというぜいたく品は持っていませんでした。真夏の盛り40度近い気温のなかに半分蓋を開けた「サバの味噌煮」のカンズメを放置して4日間部屋を空けたのです。

5日目に戻って以前の生活が始まりました。夜になってさて何を食おうか・・・?ああそうだ、「4日前の」サバの味噌煮缶があった!と思い出し、コメを炊いて残りのサバを食べました。食べる時に異様なにおいがしたのですが、昨日のブログでも書きましたが、僕は食い物に後ろを見せたことはありません。少々臭かろうが関係ない!胃袋の中に納めてしまえばなんてことはない!何とかなる!

食後4時間経過した頃胃がむかむかしてきました。でも何とか気力で乗り切ろうとしたのですが、吐き気はつのるばかり。たまらなく嘔吐しましたが、嘔吐は止みません!おまけに激しい腹痛やら、オマケにすごい下痢です。果ては強烈な頭痛まで勢ぞろいする始末。

それでも何が原因かわからなかったのですから呑気なものです。朝まで眠れなくて午前中薬局が開くと同時になけなしのカネをはたいて薬を買いました。何しろ独り住まいなので、薬局に行くにも自分で這うようにして歩いていきました。人間内臓を壊すと直立歩行できません。腹をくの字に折り曲げて瀕死の病人の登場です。

そのときも絶対に救急車とか病院という発想が出てこなかったのが不思議です。

本題の肥満に効く食養法です。今日は虚証の肥満ですね

虚証の肥満その①

材料:ハトムギ20g、防己5g、甘草2g

*防己(ぼうい)とは汗や小便の出をよくする漢方薬です。

上記の材料を煎じて冷やして飲む。

虚証その②

パイナップル3分の1個、西瓜半個(大きいものなら4分の1個)、蜂蜜少量

西瓜はミキサーでつぶし、パイナップルを切ったものを入れ、蜂蜜で味をつける。

肥満の人は野菜や果物をよく採ること。また同じ効果を持つ漢方薬は他にもあるから併用をするのもよい。

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