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中国面白体験記その56<中国の生活_食事篇1>

<中国の生活_食事篇1>  2016/03/30

昨日のブログではホテルに着くまででしたね。今日はその先に進みましょう。別の日のブログでホテルに到着したときのことを書いた気がしますので、一部重複しているかもしれません。今日は別の角度からも見てみましょう。着いた時刻にもよりますが、お腹が空いていたら夕ご飯にしましょう。友人と連絡を取り合って部屋に来てもらいます。そして大体何時ごろ出かけるかを打ち合わせしましょう。そしてもうひとつ、こちらの方が大切ですが「何料理を食べに行くか」を決めることですね。僕はかなり多くの日本のお客さんをお連れしていますが、いずれも社長さんや大会社であれば管理職の方です。普段そんなに頻繁にお会いしているわけでもないので、中国に行くとどんな料理があって特徴はこうでああで、ということはほとんどお話していません。そのためもあるのでしょうが、そこに日本人の主体性のなさが加わって「オススメは、何ですか?」と100人中100人がこう聞き返してきます。基礎知識が無いところにもってきて、いきなり聞かれてもこう答えるしかないのでしょうが、どうせ中国に行くのなら勉強をしてきてほしいものです。なにしろ高い飛行機代を払って高い宿泊費を払ってまで、仕事のためとはいえ中国まで行くのですから。それこそ旅行ガイドブックをみれば、たくさん解説が載っています。

そこで今日のブログでは中国の食べ物について。食は中国といいますが、中国国内では「食は広州にあり」とよくいいます。広州の中国料理は確かに美味しいです。しかし仕事で中国へ行くにしても観光で行くにしても、中国といえばまず北京を連想される方が多いと思います。北京ではじつは中国じゅうのお料理を食べることができるのです。ではどんな料理があるのかを見てみます。

 

中国料理の種類はとても豊富なので、今日のブログでは、まず『北京料理』を紹介しますね。上海の少し上を流れているのが揚子江です(中国語では「長江」)。そして、その少し上を流れているのが黄河という、これまた海のように大きな雄大な河です。どこら辺までの料理を北京料理と呼ぶのかはハッキリと線は引けませんが、だいたいこの黄河から上の(北の)料理を総合的に『北京料理』と呼んでもいいでしょうね。内容的には北方地方の民族料理で、気温が低いためカラダを暖めるために鍋料理が多いです。また味噌を使った料理とか、肉料理も多いですね。そして北京で忘れてはいけないのが「北京ダック」です!この北京ダックには日本人もその他の外国人も舌鼓を打ちますが、日本で食べる北京ダックと中国で食べる北京ダックとでは大きな違いがあることを知っていましたか?それは何かというと、中国で食べる北京ダックにはダックの肉がついているのに、日本で食べる北京ダックには肉がついてなくてカラカラに揚げた皮のみを食べているのです!多くの日本人は皮だけのものが北京ダックだと思い込んでいるので、中国に来てビックリします。逆に僕は中国料理を覚えたのは中国大陸でなので、日本に帰って食べてみてその違いを知って、すごく驚きました!どうしてこうなったのかはよくわかりませんが、、最近はこの事実が知れ渡ってきたためか、日本でも肉付きの北京ダックも出始めたみたいですね。

また、北京は政治の中心であり宮廷が在ったところですから昔から伝わっている「宮廷料理」も特徴的ですが、『満漢全席』といわれている、いわゆる清朝乾隆帝の時代から始まった満州族の料理と漢族の料理のうち、山東料理の中から選りすぐったメニューで、かつての清朝の皇帝の時代は食事の時間も長くその食材も全国から集められた珍奇なものも含まれています。いま北京で食べることができる宮廷料理満漢全席はいうなれば、「ミニ満漢全席」とでも言うべきもので、もちろんすべてを食べることはできません。僕はこの宮廷料理を食べに連れて行ってもらい「ラクダの手(足?)を出されたことがあります。僕はへんな自慢ですが、今まで中国で出てきたいかなる料理も問題なくこなせたのですが、この「ラクダ」だけはいただけません!なにしろにおいがすごい!動物園の檻の中のにおいそのものです。完食不能、初のギブアップでした。

軽い食事としては「餃子、肉まん、うどん」と言ったものが多いです。味付けの特徴は「やや濃い」でしょうか。また焼いた羊肉(ジンギスカンですね)も北京を代表する料理です。しかし羊肉あたりは中には脂っぽいものがダメな人もいますね。特に日本人は食事が淡白なので慣れないと厳しいと思います。そこらへんは臨機応変に!

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