KOSEIのブログ

自分の可能性をどこまでも

中国まじない

中国まじない 2016/05/27

日本各地の民間療法を見ていたら、呪術とか迷信というものに突き当てらざるを得ません。そこで今日は少々変わった「中国まじない(魔術=手品のほうの魔術ですね)」をいくつか・・・。どれも他愛の無い化学マジックです。

1)瞬時に金貨を作る法

解説:銅貨一枚を磨きます。すると銅貨が瞬時に金貨に変わります。

秘法:銅貨一枚を指でこすって光らせるのですが、あらかじめ「からしな」をつけた古い塩水を、そっと銅貨に塗りつけると、すぐ金色になります。

2)ヒョウタンを戦わせる法

解説:ヒョウタンを二つ盆にのせます。まもなく互いに打ち合って止みません。別のヒョウタンをひとつ、その中に入れてやりますと、打ち合いをやめます。

秘法:指の大きさほどのヒョウタン二個の中にそれぞれ水銀少量を入れます。一方には鉄くずを膏にまぜて口を封じ、もう一方には性能のよい磁石と膏を使って口を封じます。一緒に盆に入れますと、お互いに打ち合って止みません。水銀をいっぱい入れて膏で口を封じた別のヒョウタンを中間に置きますと、打ち合っていたふたつのヒョウタンは分かれます。

3)夜に化け物を見る法

解説:化け物は気が集まるためで、天が鬼眼を生ずるものではありません。だから普通は見ることはできないのですが、この法を用いると、いつでも見られます。/鬼眼とは化け物を見ることができる眼のこと。俗に浄眼ともいいます。

秘法:カラスの目を水にひたし、左の目の上に塗ります。日に数十回塗ると、夜になって化け物が見えてきます。しかも化け物が持っているものまで見えます。

4)蝶を集めて花間を行く法

解説:春夏のころ、蝶が花をたずねるときは、花園の中は錦の花弁が舞っているような有様ですが、人が近づくと、蝶は遠くに飛んで行きます。そこで秘法を用いて、蝶を招き、人に近づけようとするものがこの術です。

秘法:様々な花の芯を陰干にして粉末にします。それに「ういきょう」と、「じゃこう」を少々入れて蜂蜜と混ぜます。それを手のひらに塗り、風上に立ちます。両手を高く上げて招きますと、蝶は香りを慕って飛んできて、手のひらの香りの周囲を去りません。

時間のある方は試してみては如何でしょうか?

KOSEI

 

 

CTHULHU(クトゥルー)神話

2016/05/25 アメリカの怪奇小説作家H.P.ラヴクラフトが、独自の(つまり創作の)神話や神の名前とそれに付帯する土地や書物、また関連アイテムという「アイディア」を思いついき体系化したもの、というのが通説です。

しかし僕は怪奇小説を書く作家の中には霊能力や霊媒能力をもった人が結構いると思います。ダイアン・フォーチュン怪奇小説を書いていますし。

なのでラヴクラフトが描いた世界はまったくの空想なのではなく、人間の深層心理の奥深いところを描いた作品なのではないかと信じています。

僕も小学生のころからジュール・ベルグの月世界旅行といったサイエンス・フィクションを読みふけっていましたが、そのなかでもラヴクラフトは秀逸でしたと思います。時間があったら是非一度鑑賞してみてください。美しいとは言えませんが、人間の心の奥の闇をのぞく、といった意味では参考になる図書です。

しかし霊能力というものを開発しようと思ったら人間生活のあらゆる面を変えないといけません。今日はいきなりこんな話題になってしまいましたが、昨日まで書いていたブログのテーマ「食べ物」も、じつはそのひとつなのです。

僕のコレクションのなかに、霊能力が高まるレシピを集めた変わった本がありますが、ヒマを見てそういったレシピもご紹介したいと思います。

世の中へんなことだらけですね。

KOSEI

 

 

埼玉県秩父地方の民間療法003<植物性のもの003>

植物性のもの003  2016/05/25

カラスのあしあらい:根をつぶしてつけると神経痛に効く。

桑:新芽(葉)を煎じて飲むと高血圧に効く打ち身には桑の葉を煎じて飲む。

漆:漆にかぶれたら漆の木を燃やしてたてた風呂に入るとよい。

朴の木:捻挫には朴の葉をうどん粉と錬って貼るとよい。

桜:魚を食べて中毒したら、桜の木の皮を噛み汁を飲むとよい。根は煎じて飲むと胃病に効く。

松:ヒビ・アカギレに松脂(まつやに)を塗ると効く。松葉を浸した水は腎臓病に効く。

杉:杉脂もヒビ・アカギレに効く。

桐:切り傷には葉を揉んでつける。

にわとこ:くだいて焼き、その粉を卵の白身で練って貼ると、打ち身や捻挫に効く。

笹:できものには笹を黒焼きにして貼る。

さいかち(がらぎちょう):刺や実を煎じて飲むと冷え症・神経痛・婦人病などに効く。

あおき:痔には葉を煎じて患部に塗るとよい。

ふきあげばら:根を煎じて飲むと神経痛に効く。

きわだ:皮をむき煎じてうどん粉と酢で練って貼ると打ち身などの熱をとる。

たらっぺ:黒焼きにして粉にして飲むと神経痛に効く。根を刻み煎じて飲むと胃腸病に効く。

KOSEI

 

 

 

埼玉県秩父地方の民間療法002<植物性のもの002>

<植物性のもの002>  2016/05/24

昨日のブログからの続きです。

おおばこ:葉や根を陰干にして煎じて飲むと咳止めになる。食中毒に効く。肋膜に効く。揉んでつけると切り傷に効く。おおばこはスイゴウヤクともいい、葉を揉んで腫物の上に貼ると腫れがひく。

ききょう:根を乾燥しておき、煎じて飲むと咳止めになる。のどの薬になる。

はっか:頭痛にははっか草を額に貼る。

菖蒲:菖蒲の根とはっか草、うどん粉を混ぜたものを貼ると歯痛に効く。

朝顔朝顔の汁をつけると虫刺されに効く。毒蛇に噛まれたら朝顔のツルで縛ると毒が回らない。

三葉黄蓮(みつばおうれん):陰干して煎じて飲むと胃腸病に効く。

たで:たでの葉を揉みその汁を足の裏につけると暑気当たりに効く。大根の汁でもよい。

蓬(もちぐさ):蓬を揉んでつけると血止めに効く。傷口につけると治る。

たんぽぽ:煎じて飲むと下痢止めになる。茎葉花を食べると胃腸病に効く。

きんぽうげ:葉を絞り汁をつけると水虫に効く。

くこ:陰干して煎じて飲むと脳溢血に効く。神経痛やリュウマチに効く。

蛇苺:蛇苺を瓶に入れ、その液が透明になったら患部につけると痔に効く。焼酎漬けにして飲むと胃腸病に効く。下痢止めに効く。

いかりそう(まらたちそう):根を陰干して煎じて飲むと精力がつく。

あざみ:根を煎じて飲むと神経痛に効く。

かたばみ:煎じて飲むと痔に効く。

ほたるばな:黒砂糖と混ぜて煮て服用すると心臓病や冷え症に効く。

鳳仙花:蜂に刺されたら鳳仙花の葉を揉んでつけるとよい。

福寿草:根を煎じて飲むと腎臓病に効く。

山ごぼう:根を煎じて飲むと腎臓病や心臓病に効く。

へちま:へちまの汁を煎じて飲むと頭痛に効く。火傷にも汁をつけるとよい。

*いやはや様々なものがありますね。もちろん僕は全部を検証したわけではありません。それどころかほとんど試したことすらないです。西洋医学が主流になってしまい、いまや西洋新薬と呼ばれるものが「おくすり」とされているからです。僕もその世代です。

でもお年寄りからはよく上に書いてあるような話を聞かされました。まったくでたらめなものは伝承すら残らないでしょう。だから何かしらの根拠はあるはずです。

また民間医療に使われるこれらの植物は別に薬草として扱われているわけではなく、そこら辺に自生しているものです。しかしそれが「生薬」として人を助ける役目を担っているのです。宇宙絶対神は無駄なものや意味のないものは創造されません。草根木皮は人を助けるために存在していると思います。ただ観賞だけするのでは、もったいない。中国の食養法とまったく同じ考え方ですね。

KOSEI

埼玉県秩父地方の民間療法001

<植物性のもの>  2016/05/23

僕の得意な分野はやはり「中国」なのですが、時々は中国を離れてわが日本国の民間療法に目を向けてみます。最初は埼玉県秩父地方のもの。

植物性のもの

雪の下:虫歯が痛むときは雪の下の葉を揉んで虫歯につめる。煮出して飲むと百日咳にも効く。葉を塩で揉んで耳につけると耳だれに効く。葉を絞り汁を飲むと胃痙攣や胃腸病に効く。

菊:菊の花を煎じて飲むと咳止めになる。葉を揉んでその汁を傷口につけると傷が治る。野菊を入れた風呂に入ると冷え性に効く。

ふき:陰干して煎じて飲むと咳止めになる。ふきのとうは痰に効く。

水仙:根をすって貼ると乳の腫れに効く。根をすってうどん粉と練り貼ると、しもやけに効く。

にら:にらをお粥やおじやに入れて食べると下痢止め、腹痛に効く。にらを塩で揉んでつけると漆かぶれに効く。

烏瓜:烏瓜の実を酒に漬けて、その汁をつけるとヒビ・アカギレに効く。

どくだみ:陰干して煎じて飲むとできものが治る。便秘やあせものにも効く。

げんのしょうこ(いしゃごろし):土曜の丑の日に朝露のかかっているとき採り、陰干にして乾燥させて煎じて飲む。下痢止め、腹痛全般に効く。半夏生のげんのしょうこは赤痢に効く。

とうやく(せんぶり):煎じて飲むと胃病や腹痛に効く。細かく切ってお湯を注いで飲んでもよい。

ほおずき:ほおずきの実の汁をつけると、しもやけに効く。根を煎じて飲むと子供を孕まない。胃病に効く。

*日本全国津々浦々、どこの地方にも民間療法というものはあります。秩父地方の民間療法はまだまだあります。明日から何回かに分けてご紹介しますが、その成分が科学的に薬効ありと裏づけられるものもあるがなかには精神療法的(呪術的)なものもあります。さまざまな意味で近代医療をサポートする、といった姿勢で使う分にはいいと思います。いつでもどこでも薬局があり、病院があるわけではありませんからね。覚えておいてソンはない。野生バンザイ!

しかし自分で自生の植物を採取するときには専門家に相談しましょう。素人では益草なのか毒草なのかは、見分けはつかないのです。命を失ってしまったら元も子もないです!注意注意。

KOSEI

 

中国面白体験記その105<まっすぐ進め!>

<まっすぐ進め!>  2016/05/22

僕は去年だったと記憶していますが、某「R・霊術」というような、心霊治療だか気功治療のようなものだったか忘れましたが、そのような団体を見つけました。能力アップになる、健康になる・・・、世界中のセレブがご執心とのことなのです。とにかく、いいことづくめ。武術とか気功の原理と同じものだそうです。興味があったので「体験セミナー」行ってきました。そんなに素晴らしいものなら是非勉強したいと思ったからです。さっそく会場に行きセミナーを受けました。

体験セミナーの講師は武術を数十年やっていたそうです。その「R術」の力は凄まじいので、いったん力を出せばびくとも動かない、反対に自分から力を出せば相手はすっ飛ぶ・・とのこと。セミナーでは実際に講師と組んで力のやり取りをする場面が在ります。まず最初にお話しておきますと、僕自身武術が好きです。太極拳1年、形意拳(けいぎけん)1年、極真空手5~6年、と武術愛好家のなかでは何も摑んでない「ひよこ」ですがこの道が好きです。

ところで太極拳ですが「推手(すいしゅ)」という訓練法を僕は一年訓練してきました。これは力ではなく相手の力を取り込んで逆に相手を倒すといった、無から有を生み出すようなエコ拳法です。これはちょっと重心をずらすだけで面白いように相手が吹っ飛びます。

さて、この「R術」の講師さん、ご自分でも数十年の武術経験があるとのことなので、期待しました。相手と組んだときに「私に対して力いっぱい押してきてください」といわれました。みると他の講師と他の参加者のかたが組んで押したり引いたりしていますが、講師陣は参加者をかるくいなしています。参加者はみな「あれ~?」とかいって、不思議がっています。さて僕も少し重心を移して相手にぶつけそれでもだめなら、傷害罪になってもいいからぶち飛ばしてやろうと言う覚悟でのぞみました。

まずは軽く重心をずらしました。するとなんと!その講師1メートルは吹っ飛んでしまったのです。僕は「????」マークが100個つきました。講師はしりもちをついているのです。なんかわけのわからんことをほざきながらその講師はリベンジするのですが、結果はひどくなるばかり。

まあ最初は、そんなもんか、この講師の武術のレベルは低かったのだな、ぐらいに考えていました。だけど・・・・・・・?武術歴数十年て言ったよなオノレは?途端に腹が立ってきました。僕の右中指はつめが割れていて一生治りませんし、極真空手に通っていたときは肋骨(人間の身体の弱点です)をガードしきれず何べんも肋骨にひびを入れてくしゃみをしてもズキンとして、それでも道場に通って雑巾がけをして(肋骨に負荷がかかるから辛い)、練習中に大声を出さないと基本練習中に先輩の後ろ蹴りが飛んできて肋骨は瀕死の状態に・・・、それでも強くなりたくて道場に通って・・・・。僕は妥協するということができないので、自分の身体を傷めても道を進んでしまうのです。

だからR術の講師より強かったのは当然です。「まあそんなもんか」でもよかった。でもそいつらの入会金やら月謝を見てビックリ!!何十万円ですよ!!月が出ていない夜道で闇討ちをかけてやろうかと、本気で思いました。

なら最初から「武術歴数十年」などということはいうな!本物の武道家はせせら笑うだけでしょうが、それにしても「んん十万円」!いや実力が或る人ならまだしもだ。学びたいと言う心が涌きあがってくる。だけど武術の世界では白帯にも等しい僕のことをよけきれない人間がナゼそんなデカイことをいうか!?

ウソやハッタリが通用しないのが武術の世界だ!極真会館のアシワラ先輩は「それもしかして空手?」といって次々と道場破りをしたそうだ。その当時主流だった「寸止め空手」に挑戦状を叩きつけた。勝敗がついたときは相手が血反吐を吐いて再起不能!!!それが武術の世界であり魅力だ。

R術のヘボ講師さん!最初から「武術を数十年やっていました」などとはいうな!真面目に道を追及している純粋な若者に笑いものにされるのがオチだぞ!いちど半死半生になって入院してもいいな。それが怖かったら迂闊なことは口走るな!

KOSEI

 

中国面白体験記その104<薬膳・食養法/嘔吐>

<再び薬膳・食養法/嘔吐>  2016/05/21

おとといのブログにも書いたような食あたりの場合の嘔吐は強烈ですから対象外ですが、今日は「嘔吐」について

嘔吐の場合は食養では対応できませんから、「方剤(症状ごとに調合されている既成漢方薬)」で対応します。

二日酔いによる嘔吐・吐き気に効く内用方

僕は大酒飲みのため人生で何回も経験していますが苦しいものです。軽い場合は小半夏加茯苓湯を飲んでみます。それでダメなら黄連解毒湯五苓散をいっしょにして飲む。肝臓がもともと丈夫でない人は柴苓湯を飲むといいですね。予防するつもりなら、初めに軽く何か食べておき、酒を飲み始める30分前にこれらを服用し、飲み終わった後30分~1時間後によく水を飲んでからまた同じ薬を服用する。といった具合です。

なお、これらの漢方方剤は漢方薬を取り扱っている薬局ならばだいたい置いてある薬です。

なおあくまでも、これらは酔いの程度にもよりますから、お酒を飲むときの量とペースは自分の体調や体力を考えながら飲みましょう。

KOSEI